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戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
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エント·キング対兄弟竜

体調を崩してしまい、更新できませんでした

ただの風邪なのですが、すいません


「えっと、エント·キングは、空を飛べませんよね? どうやって攻撃するんですか?」

茶々が、みんなが考えていた疑問を口にする

「ああ 風魔法で、飛び上がる事は出来るけど 空を飛ぶのは無理だな そこで幸村君のフェローが作ってくれた大筒があるんだ 政宗君のエフリートの豪炎球や幸村君のフラウの氷の弾丸が発射出来るんだよ」

「さすが幸村君!優秀すぎます!!」

背中にエフリートの剣を収納し、大筒を取り出し右腕の手首と肘で固定する

「じゃあ行くよ!!」

「「「「「おおぉぉっ!!!!」」」」」

信勝の掛け声に全員で応え  ドームに足を掛ける、エント·キング

“ガッシャンッ!ガッシャンッ!ガッシャンッ!ガッシャンッ!ガッシャンッ!”

ドームを駆け上がり 滞空する赤き竜フォゴに大筒を向ける エント·キング

“ダァァーーーーーンッ!!” 反動で右腕が上を向き、乾いた音が木霊する

エフリートの火炎弾が、赤い尾を引きフォゴへと迫る

フォゴの体が左右にブレ、次の瞬間には、エント·キングの頭上に現れたかと思うと

尾が唸りを上げて振り下ろされる

慌てて、盾を上げ頭部を守るエント·キングに強烈な炸裂音と衝撃が襲い もんどりを打ってドームを転がり落ちる

「強ーーーい! こんなのと天女様達は、戦っていたの!?」

「強いのは、わかっていた事だ気合を入れていこう、茶々と千代ちゃん風魔法を頼む!! それと幸村君は、氷の精霊フロウに語り掛けておいて、すぐに出番だと」

転がり落ちる背中に風魔法を当て、ドームの外壁にしがみつくと 

すべての風力を足の裏から噴出させ、尾の先端をドームに突き立て破壊を試みるフォゴに

飛び掛かるエント·キング

「「「「「ヤァァァァーーーー!!!」」」」」

全長10mのエント·キングが、フォゴに覆い被さり 氷の精霊フロウに語りかける

「フロウ!この敵を氷の鎖で縛り付けてくれ!!“極零氷縛!!”」

“パキッ!パキッ!”と音を立て、凍てついていくフォゴに東側の狭間が開き 

一斉に矢が射られる

「エント·キングに当てるでないぞ!! ありったけの矢を射るのじゃ!!」

羽柴秀吉の声が、ドーム中に響く


フォゴの腹部に凍結、爆裂の矢が次々と襲い掛かり 堪らずにエント·キングを背負ったまま、ドームを滑り落ちていく

地上へ激突する寸前に、フォゴの背を蹴り 地上へと着地したエント·キングが

身体の大部分が凍り、受け身も取れずに地面に激突したフォゴに大筒を向ける

「これだけ凍っていれば、エフリートの豪炎球でやれるのでは!?」

武田信勝が狙いを定め、エント·キングの大筒が火を吹く!!

「「「「行けーーーっ!!倒れてくれ!!!!」」」」

フォゴの左側面に吸い込まれるように着弾した豪炎球が、フォゴの左腕と片翼を吹き飛ばし、広い範囲の表皮を焦がす

「「「「「やったーーーーっ!!!今なら倒せる!!!!」」」」」

背中から、エフリートの剣を抜き、フォゴへと駆け寄る エント·キング



エヴァの手から、伊達政宗の重力魔法により縛りの弱まったネボアが、フォゴが受けた衝撃により、目を覚ます

兄弟竜達の脳に瞬時に入り込み ドームの西側に居るナーダにエント·キングの破壊と

フォゴの救出を命じる 

衝撃に耐えるため、身を固めるフォゴにエント·キングの上段からエフリートの剣が振り下ろされる 

「「「必殺“風神降臨·金剛烈斬”!!」」」「「“エント花の舞”!!!」」


フォゴとエント·キングの間の空間が歪み なにが起こったのかも、わからないままに

数10mも吹き飛ばされる エント·キング

「なにが、起こったんだ!?」

立ち上がり、エント·キングの身体を見下ろす 信勝

左脇腹が深々と抉れ、木人の体が露出してしまっている

「そんな!?フェローの装甲がこんなに簡単に!?」


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