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戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
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ネボア討伐へ

翌朝の新岐阜城 地下一階·会議室

ここに早朝に集まったのが、エヴァ·アラン·ブルート·ルイ·お雪と天武の面々の14名

「みんな魔力は十分ですね?」

エヴァが全員の目を見て問う、全員が黙って頷く

「満腹丸君は、昨日から意識は戻ってはいませんが、おりんちゃんの通力で呪いは進行していません、しかしおりんちゃんの体力と通力が尽きる前に夜叉であるネボアを倒さねばなりません」

「ああ 解っている 急ごうエヴァ!満腹丸を助けるぞ!!」

「ルイ 貴方は、本当にもう大丈夫なのですか?」

「ああ 大丈夫だ 岩村城での借りを黒い奴に返さないとな」

右腕を鬼化して、胸の前で拳を強く握りしめる ルイ


「では、作戦を説明します この戦いの一番の目的は、ネボアの殲滅です

御嶽山に居る、赤と黒の竜からネボアを引き離し、確実にネボアを倒します

そこで夜叉であるネボアと戦った事のある私が、ネボアを引き受けます

そして私と共にネボアを倒すのが、井伊直政君、貴方です」

名前を呼ばれた 直政が驚いた顔で

「はい!天女様、光栄です!!」

「ネボアとの戦いは、瞬間移動の出口を見つけるのが焦点になると思います 直政君の

時間遅延と時間停止に期待していますよ」

「はい!お役に立てるように、頑張ります!」


「そして岩村城の戦いを見て、火属性だと思われる赤い竜には、相性から見てブルートと

その防御役に織田信忠君にお願いします」

「はい!天女様!!ブルート先生よろしくお願いします」

「ああ信忠よろしくな 俺達の役目は、赤い竜をネボアに近づけさせない事だ

倒せるのならば倒すが、無理はするなよ 防御に特化させたゴーレムで食い止めるぞ」

「わかりました!ブルート先生、必ず期待に応えます!!」

「そう肩に力を入れるな、いざとなったら俺が守るからな」


「黒い竜には、アランとルイで当たってもらいます 岩村城でのルイの傷から推測するに雷を操る闇属性だと思われます 深追いはせず、距離をとって牽制して下さいね」

「わかってるよエヴァ 絶対にネボアには近づけさせないさ」

「ああ。。。エヴァ。。。ネボアを頼む。。。」

「任せて下さい アラン」


「そしてお雪ちゃん みんなをお願いしますね 私達が戻るまでは、警戒態勢を解かずに 万が一 ネボアか竜が現れたときには、防衛に徹して下さい」

「大丈夫です!私達に任せて下さい!! 天女様達、お兄ちゃんを助けて下さい

お願いします」

「はい 茶々ちゃんお願いしますね」


「では、昨夜話した通り 御嶽山に私達6人でメテオ·ストライクを落とし、3体を引き離します

散った所をそれぞれの判断で敵と対して下さい 注意して欲しいのは、ブルートの念話の範囲に留まる事、およそ5kmです 気配探知で常にブルートの位置を把握しながら戦う必要が有ります」

「俺が中継アンテナとなり、俺を中心に5kmの範囲内であれば、全員と話が出来るという事だ」

「「わかりましたブルート先生!」」

「では、それぞれの相方と作戦の確認だけして下さい」


エヴァと井伊直政

「直政君、私達の相手ネボアは、さきほど話したように瞬間移動を使います その特性が、ネボア本体の付近の空間が捻れると、そこが瞬間移動の入り口です

そして出口が開くまでに最短で1秒 その1秒の間に出口を見つけられれば勝機が見えてきます 直政君に、お願いしたいのが、その1秒に直政君の時間停止が加われば

ネボアを討つ事が、出来ると考えています」

「では、時間停止と遅延の指示は、天女様が出して下さるのですね」

「はい ブルートを通じて念話で指示を出しますが、もちろん自分の身が危険な時には

使って下さいね」

「わかりました それと瞬間移動の出口を探すのは、目視と言うことでしょうか?

なにか手を考えられているのですか?」

「それは、風魔小太郎殿から譲ってもらったこれが有ります」

両手一杯の煙玉を見せる エヴァ



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