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戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
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昨日、更新したつもりが。。。操作できていなかったようです


春日山城内 御館城中庭

子供のように、広大な山城·春日山城の城内を、飛び駆け回る 本多忠勝

「忠勝殿〜まだでしょうか〜 鳴海城のルイに早く連絡したいのですが〜〜」

縁側に座り、声を張り上げる エヴァ

「もう少しお待ち下さい〜 山鳩を見つけました〜」

杉の木に登り 山鳩に飛び掛かるが、伸ばした右手が空を切り 空中で1回転して地上へと着地する 本多忠勝

「くっそ!! 次こそは!!」

と鼻息荒く、目の前の杉の木に登っていく


御館城の中庭を砂利を踏みしめ、にこやかに笑顔を浮かべエヴァへと向かって来る 身なりの整った男

「おはよう御座います 天女様、お初にお目にかかります 上杉家筆頭家老·山吉豊守と申します」

歳は、30過ぎだろうか 眼光の鋭い、痩せぎすの男が片膝を付き 恭しく頭を下げる

「おはようございます 朝早くから、お騒がせして申し訳ありません」

「とんでも御座いません この度は、お館様の窮地を救っていただき感謝の言葉もありません ご自分の庭だと思って頂き ごゆるりとお過ごし下さい」

「それは、ありがとう御座います」

「ところで本多殿は、何をされているのでしょう?

かれこれ小1時間あのように飛び回っているようですが?」

「仲間に連絡するための鳩などを捕まえようとしているのですが。。。無理そうですね」

「訓練をしていない鳩を捕まえて、役に立つものなのでしょうか?」

もっともな疑問を口にする 山吉豊守

「従属の術を心得て居りますので、簡単な命令なら聞いてもらえるのです」

「ほ~それは、便利なものですな どんな鳥でも良いのでしたら ご用意出来ますが」

「本当ですか!? それは、助かりますが。。。」

「お館様より、どのような便宜でも図らえと仰せつかっております 海苔の養殖をしておりまして 害鳥を、追い払うための鷹や隼を数羽飼育しております

早速ご用意いたしましょう 足の早い隼で宜しいですね?」

“どさっ!!”

「「あっ! 落ちたっ!!。。。。。」」

「はい 隼でお願いいたします」

「えっ!?はい、かしこまりました、えっと。。。本多殿は、大丈夫なのでしょうか?」

「ええ 大丈夫ですね あまりにも捕まえられないので拗ねているようです 可愛らしいので、もう少し放っておきます ふふふっふ」

「あ。。。あれが可愛らしいのですか。。。? 地団駄を踏んでいる大男ですよね?」

あばたもエクボ。。。恋とは、色々と盲目にしてしまうようだ。。。。



「この子が、隼ですか〜 思っていたよりも小さいのですね でも顔立ちも凛々しくってお腹の縞模様がなんとも気品があると言いますか 素敵ですね」

本多忠勝の腕に泊まっている隼に、加速·身体強化等の強化魔法を掛ける

「あの。。。本多殿の腕に爪が食い込んでいますが。。。大丈夫なのでしょうか?」

そう言い、鹿の革でできたゆがけを忠勝に差し出す 山吉豊守

「うん? お気遣いなく、拙者の腕は鋼よりも硬いゆえ 問題ありませぬ」

「それでは、さっそくルイの元まで飛んでもらいましょう 封印魔法を施した 首飾りを20個ですから 重たいのですが、頑張ってくださいね」

隼の嘴に、唇を寄せる エヴァ “くぅ〜ん”それに応える 隼

あらゆる強化を施された最強の鳥類が、大空に向かい羽ばたいて行く

「えぇっ!?早すぎるのですが!! もう見えなくなりました!!??」

目を丸くして驚く 山吉豊守

「はい、加速の加護を授けましたので これでルイの元から、主だった武将に首飾りが明日中には届くでしょう 北は、最上 南は毛利までですが、魔力アンテナの無い北条家には届けに行くより有りません」

「島津や大友、長宗我部なども居りますが?」

「毛利輝元殿にお願いしました その文も首飾りと一緒に添えてあります では、私達も上杉謙信殿に挨拶をして、小田原に向かいましょう」

「はい!」エヴァと2人旅が続くとご機嫌な本多忠勝であった



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