表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
156/490

美福門院

誤字報告ありがとうございましたm(_ _)m

日本語って本当に難しいですね。。。

夜を徹して続けられた治療の結果

大嶽丸の意識も戻り、人型へと変幻し、自室での療養 当分の間は、外出禁止と強く

おりんと妖狐に言い渡された

エヴァはといえば、明け方に魔力が枯渇し 用意された客室にて眠りについている


露天風呂で疲れを癒やす 3人

「お玉様!なんですか!?その見目麗しい姿は!!??」

「お雪、あんた声が大きいよ! あたしゃ疲れてるんだよ あたしの人型に変幻した時の姿さ 昔は、美福門院と呼ばれていてね この国に並ぶ者無き美姫と言われたもんさ

おりんから妖力を貰ったからね 変幻出来るようになったのさ」

「お玉様。。。美しすぎます、天女様もおりん様も美しくって、私が可哀想すぎます」

「念話で話さなくていいし 風呂にも入れないから、この格好しているだけだよ お雪あんたも十分に可愛いじゃないか 胸もでかいし」

「その姿で言われても、嫌味にしか聞こえないですし。。。胸がでかいでかいって胸だけの女みたいじゃないですか!?」

「あの皆さんに倣いまして お玉様と呼ばせていただきます 昨夜は本当に叔父上を救って頂き、ありがとうございました」深く頭を下げる おりん

「大嶽丸を救ったのは天女だよ 大嶽丸を置いて火竜を追おうとしたら天女に怒られちまったよ まぁそんなわけだから、礼なら天女に言いな」

「いえ お玉様に、ここまで運んで頂けなければ 助けられなかったと天女様も仰っていました」

「あんたも治療を手伝えたからね」

「私も回復術は心得があるつもりでしたが、天女様の使われる術は、私などでは足元にも及びません 世の中は広いのだと思い知りました」

「天女様は、これまでに何千人もの命を救ってきましたからね 天女様が居るから皆が安心して戦えるのだと思います」誇らしげに胸を張る お雪

「天女様に、お弟子にして頂けないものでしょうか。。。?」

「あんたには、大嶽丸の世話があるから無理だね」意地悪く笑う 妖狐



新二条城 童夢内執務室

内装工事も終わり、童夢内に新設された執務室

武田信玄と真田幸隆、浅井長政の3人が西洋風のテーブルを挟み、クッションの効いた長椅子に腰を下ろす

「天女殿は遅いのう。。。」

「おそらく今日中には、来られると思いますが」

「信玄公 少し落ち着かれては、いかがでしょう 上杉謙信が上洛してくるまでには、まだ間があります」

「そうなんだが、ルイからは3日前に鳴海城を発ったと連絡があったじゃろう? 天女殿が急げば、その日のうちにも到着してしまうのだぞ!? 遅すぎるじゃろう。。。」

「天女様の事ですから、また何処かで人助けとか、化け物退治などされておるのでしょう 天女様に危害を加えられる者など、そうそう居りません、もうしばらく待ちましょう」

真田幸隆が落ち着くようにと 諭す

「わかっておるのじゃが 天女殿は武田家の、いやこの国の守り神じゃからのう

あの毛利も天女殿に会ってから、親書を送ってきおって、全面的に新幕府を支持するので何なりと言ってくれと書いて寄越したろう 最上も伊達もそうじゃ 上手く行き過ぎて怖いくらいじゃな。。。 上杉も天女殿ならば、上手く行きそうな気がするんじゃがのう」

「正親町天皇も天女様には、なぜか頭が上がらないご様子ですし。。。そう言われてみれば、恐ろしい方ですな」浅井長政が呆れたように洩らす

「そうじゃろう!? わしとお主の此度の異例なまでの大出世も、天女殿が絡んでおるような気がしてしょうがないのう」腕を組み考え込む 武田信玄

「お館様も浅井様も、例えそうだとしましても、この国の将来の為に、間違いなくもっとも適した人事である事に変わりは有りません」

「まぁそうですな 信玄公以外にこの国の舵を取れるものは居りませんな それにしましても 天女様は遅いですな。。。」



ブックマーク&星で評価などして頂けると嬉しいですm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ