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戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
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精霊召喚2

鳴海城 西曲輪 天女堂 

「お待たせしました 通力も、回復しましたので 昨日の続きを始めましょう」

土の属性を持つ、浅井満腹丸が祭壇に上がりエヴァの前で跪く


“汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 誓いを此処に。 我は常世総ての善と成る者、 我は常世総ての悪を挫く者。 万物に宿りし神々、 抑止の輪より放たれ、この常世に顕現されよ―――! “

一体の精霊が満腹丸の頭上を飛び回り霧散する


「獣の精霊ビシューが降臨されました この精霊は、獣化の魔法を覚える事により

山猫の俊敏さや、猪の突進力、熊の破壊力などを我が物に出来る、ある意味で万能の精霊ですね まずは、従属の魔法をルイに教えを請うと良いです」

「はい 天女様ありがとうございます」


このように精霊召喚の儀が、滞りなく進んでいく

水と火の属性を持つ北条氏直には、刃の精霊フーカーが降臨し同時に【操剣·操槍·投擲】のスキルを習得する

「降臨と同時にスキルを貰えるとは、精霊に愛されている証です 精進を積むほどに出来る事が増えていく精霊ですからね 頑張りましょうね」

「はい天女様 決して精進を怠らない事を誓います」


続いて、唯一人すべての4大属性を持つ 井伊直政に時の精霊ハロルという希少な精霊

が降臨し 特にブルートから羨望の眼差しを受ける事になる

「直政、羨ましいな。。。この精霊は、時間や時空に干渉する事が出来るんだ

習得するには、時間が掛かるが時間の遅延や一時停止、重力操作なんと言っても俺も完成には至らなかった転移魔法だな 俺も協力するから究めよう!!」

「はいブルート先生、よろしくお願いします 天女様ありがとうございました」


そして今は亡き、織田信長の嫡男·織田信忠が祭壇へと上がる

風の属性を持つ彼に降臨したのが、土の精霊ノームと金の精霊ウィルである

「また4大精霊の中から土の精霊ノームが降臨されました しかも金の精霊ウィルと」

ブルートが興奮気味にエヴァの話に割って入り、信忠の両肩を掴む

「信忠! この2人の精霊が同時に降臨されるなど奇跡だぞ!! 俺が何年も掛かっている研究が数カ月でものに出来るかもしれない!!! まずは、錬成、錬金術に結界魔法

さらには、創造魔法だな!! 出来そうな事が多すぎて夢が広がるな〜」

ブルート至福の日となったようである


「最後にお雪ちゃんですが。。。精霊の祝福を授かったら、もう普通の生活には戻れないかもしれません。。。今なら、まだ普通の暮らしに戻る事が出来ますよ?

もともと、私を慕いここまで着いてきてくれた貴女には、普通の女性と同じ幸せを手に入れて欲しいという気持ちもあります」

「天女様 この子達が、お家を背負い、お国を背負い戦おうとしているのをずっと見てきました 私も天女様やルイ、この子達と一緒に戦います!」

「そう言うとは思っていましたが。。。では、こちらに上がってください」

祭壇を踏みしめる様に登るお雪 途中ルイに目をやり微笑みを作る

「また とんでもない精霊が降臨しそうな気がするんですよね。。。」


“汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 誓いを此処に。 我は常世総ての善と成る者、 我は常世総ての悪を挫く者。 万物に宿りし神々、 抑止の輪より放たれ、この常世に顕現されよ―――! “

一体の精霊が顕現したと同時にお雪の目の前で爆ぜる 驚きに目を見開くお雪の

瞳の色が赤みを帯び、体全体が一回り大きくなったように見える

「勇気の精霊ヴァルキュリアが降臨されました 常時発動型のスキル【戦乙女】の影響で骨格までが変わったようです」

「はい。。。ありがとうございます天女様。。。」 『逞しくなったの!?』

「ともに戦う仲間を鼓舞したり 勇気を与える精霊ですからね 強化魔法などを学びましょう」


「では、私は京に向かわねばなりません 天武の修練をお願いします アランとブルートは【鬼切·鬼丸】の錬成を検討してみて下さいね お雪ちゃんは、久し振りに共に京に登りますか?」

「はい ご一緒します!!」


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