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戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
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精霊召喚

鳴海城西曲輪 天女堂

天女堂の祭壇で天女と茶々が向き合う

精霊への祝詞を言霊にのせ唱える  本来であれば精霊召喚の儀は神官の祭儀であるが

希少な聖の精霊を持ち、白魔術師であるエヴァは、並の神官以上の高位の精霊を呼び出す

特性を有している

天女の銀色の魔力と、茶々の白い魔力に導かれるように 小指ほどの大きさの2体の精霊が茶々の頭の周りを飛び、まるで話し合ったかのように同時に茶々の頭部で霧散する

「茶々ちゃん、どうですか? 貴女に春の精霊ベラと花の精霊フローが宿って下さいましたよ」

「なんだか。。。とても暖かくって幸せな気持ちです」

茶々の纏っていた白い魔力が赤へと変わる

「天候と生命に成長を司る 精霊です 貴女の風の属性と組み合わせて、何ができるのか自分で探求しなければなりません 楽しみですね」

「はい! 茶々は、天女様のようになりたいです!!」

「茶々ちゃんの風の属性に精霊の相性ですと、雷魔法や回復魔法と付与·強化魔法は、すぐに覚えると思いますよ 一緒に頑張りましょうね」


続いて、この世界で最初の魔法使いとなった真田幸村が祭壇に上がる

“汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 誓いを此処に。 我は常世総ての善と成る者、 我は常世総ての悪を挫く者。 万物に宿りし神々、 抑止の輪より放たれ、この常世に顕現されよ―――! “


天女の祝詞に応え、2体の精霊が降臨する 氷の精霊フラウと鉄の精霊フェローだ

「幸村君の水属性に、この2体の精霊って。。。想像するだけでも、凄い攻撃魔法の遣い手になりそうですね。。。自分の身を守る術も身に付けてくださいね」

「はい天女様 一層の精進を致します」


そして火と土の属性を持ち、緑色の魔力を纏う 武田信勝が上がる

“汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 誓いを此処に。 我は常世総ての善と成る者、 我は常世総ての悪を挫く者。 万物に宿りし神々、 抑止の輪より放たれ、この常世に顕現されよ―――! “


天女の祝詞に応え、顕現したのが植物の精霊エントである

「数ある植物の精霊の中でも最上位に名を連ねるエントが降臨されるとは驚きです

信勝君の火と土の属性で鑑みると、攻防に適した術が編み出せそうですね 土魔法で動きを封じて、火魔法で一網打尽とか 魔法は、想像力ですからね」

楽しそうに微笑む エヴァ

「はい ありがとうございます天女様」


「それにしましても、これだけ名持ちの精霊ばかりが降臨される事って、有りますかね? 嬉しい誤算ですが。。。」皆の方を向き、首を傾げる エヴァ

「おそらくだが、この世界では、精霊を呼び出せる者が絶えて久しいと聞く 上位の精霊を呼び出しやすい周期なのではないだろうか?」ブルートが答える

「そういう物ですかね。。。精霊界に干渉できる通力も、あと2人が限界のようです

では、伊達政宗君 こちらへ」

緊張しているのだろうか、伊達政宗が喉を鳴らしながら祭壇を上がる


「なんだか、とんでもない精霊が降りてきそうな気がするのですが。。。」

“汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 誓いを此処に。 我は常世総ての善と成る者、 我は常世総ての悪を挫く者。 万物に宿りし神々、 抑止の輪より放たれ、この常世に顕現されよ―――! “


天女の祝詞に応え、2体の精霊が降臨する 月の精霊ルナと炎の精霊エフリート

「ねっ!? ついに4大精霊のしかも上位精霊であるエフリートが降臨して下さいました   これだけでもSランク確定ですのに、時を司るルナまで降臨されるとは驚きですね」

「精霊の名に恥じぬように、励みます」

武者震いだろうか? 政宗の両拳がわなわなと震え 土色だった魔力が黄色に変わる


「では、今日の最後に千代ちゃん 祭壇に上がって下さい」

「はい天女様! よろしくお願いします」

“汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 誓いを此処に。 我は常世総ての善と成る者、 我は常世総ての悪を挫く者。 万物に宿りし神々、 抑止の輪より放たれ、この常世に顕現されよ―――! “


天女の祝詞に応え、顕現する精霊 夢の精霊サンドマン

「今日は、驚き疲れました。。。夢の精霊とは、初めて見ましたが無色透明なのですね

火と風の属性を持つ千代ちゃんに夢の精霊。。。幻覚魔法や魅了魔法でしょうか?

遣い手がいないのでわかりませんが、何が出来るのか、一緒に探していきましょうね」

「はい 天女様 よろしくお願いします」 『魅了!?』ごくりっとツバを飲む お千代


『これで天武の5人が精霊の加護を授かりましたね、赤色、青色、黄色、桃色、緑色

。。。長老にしかわからないという、奇しくも古の。。。レンジャー!?』




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