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戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
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考察

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鳴海城内 天女御殿

「久しぶりに4人が揃いましたね」

「そうだな、アランがあれほど、子供達に懐かれているのは意外だったよ」

「ルイは、知らないかもしれないがアランは子供好きだからな」ブルートがアランを見る

「千代ちゃんが、アランの膝の上にずっと座っていましたね。。。?」

不思議そうに首を傾げる アラン


「まぁそれは置いておいて、私が壇ノ浦まで行って持ってきた物を見せておきます」

太刀を包んでいた さらしを解いていく

「これはまた。。。なんとも禍々しくも、神々しい剣なんだな」

「この剣は、草薙剣といいます 別名を【天叢雲剣】(あめのむらくものつるぎ)といい、この国の神話にも出てくる神剣です」

「ちょっと触ってもいいか?」

ルイが手を伸ばし、握った途端にその手を離す

「気をつけて下さいね」

「言うのが遅いよ。。。とんでもないものを宿して居るんだな 人が制御出来る存在では無いだろう?」

「神の剣に神そのものを宿して居るようなものですね」

「ちょっと待てエヴァ そのようなものが、なんの見返りもなしに宿るわけがないだろう!? その代償は、いったい何なのだ?」

「ベヒーモスを討ち取る代償は、私の命です」

「「「なっ!!!!」」」

「そんな事を、させられるわけがないだろう!!!」

「私達が倒れたら、この国のすべての民が蹂躙されます 私一人の命で済むのでしたら安いものでしょう

もちろん草薙剣を使わずにベヒーモスを倒せるのならよいのですが。。。まぁ保険のようなものですね」

「絶対に使うなよ! 俺たちで必ず倒すからな!!」


アランが、おもむろに立ち上がり ルイの耳元に顔を近づけ何事かを囁く

「アランが、見ろって言ってるぞ」

左の手の平を突き出し、金色の光が、その手の平に向かい集まり始める みる間に大きさも厚みも増していく光の壁 4人を守れるほどの光のタワーシールドが出来上がる

金色の光の粒子が盾の表面を縦横無尽に走り続け、窓から差し込む陽光に反射する

「なになに? ふむっ 子供達のように魔力無しで気を練る修練を毎日していたら、出来るようになったんだと 元々の魔力量も大きくなって出来る事が増えたってさ」

「そうなのか! 魔力無しで気を練るなど考えた事も無かったが。。。これほどの劇的な効果があるのなら、やるしかないな!!」

そう言いながら、アランの大盾をコンコンッと拳で叩くブルート

「ちょっと本気で攻撃して見てもいいか?」ブルートに頷いて答える アラン

右手の指から5本の黒い糸を出し、中空で束ねる くねくねっとまるで生き物のように部屋中を走らせ、反動とともに束ねた先が、音速を軽く超える速度で大盾の中央に着弾する

バッチンンンンンンンンン!!!!!!!!! 物凄い破裂音が建物中に響く

微動だにしない アラン またルイの耳元に囁く

「自分が絶対に守るから、エヴァは絶対にその剣を使うなって言ってるぞ 大盾を左手に装備して右手で攻撃も出来るから一人で火竜を屠るってさ」

「それは、頼もしいですリーダー、では右手の装備にこれを使ってください アランは錬成のスキルをお持ちでしたね ブルートと相談されて自分達に合った形に錬成して構いませんので」そう言い【鬼切·鬼丸】の2振りを渡す

「この鬼丸の方には、土蜘蛛という物の怪が宿っているようだぞ ブルートの新術にぴったりじゃないのか!?」

「それは、楽しみだな 色々と考察しなければならないな」

鬼切りを手にしたアランの左手の大盾が輝きを増し、厚みを増す

「なんだか、相性が良いようですね アラン」

「なぜか解らないが【童子切安綱】も、先日から妖力を増しでるんだよな 酒を供えたのが効いたのか!?」

「いずれにしても、明日から子供達と一緒に修練ですね」

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嬉しいです m(_ _)m

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