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戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
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学校を作ろう3

浅井茶々 5歳 浅井家長女 生母は、お市の方


真田幸村 6歳 真田家次男 幸隆の孫 昌幸の子


武田信勝 6歳 諏訪家長男 武田信玄の征夷大将軍就任に伴い 父勝頼と共に武田姓を名乗る許しを得る 武田信玄の孫 勝頼の長男 母は織田信長の養女である龍勝院


伊達政宗 6歳 伊達輝宗の長男 隻眼


千代   8歳 鳴海城下 酒問屋“大谷屋”の一人娘、現在のところ唯一魔力の素質有り


浅井満腹丸 9歳 浅井長政の長男


北条氏直 11歳 北条氏政の長男 武田信玄の孫


井伊直政 12歳 女城主 井伊直虎の養子


織田信忠 15歳 織田信長の長男


「以上9名が天武の修練者になります 天女様」

「ありがとう お雪ちゃん、これまで通り午前中は、算術に読み書きの授業で、午後から体術と気を練る練習を、しばらく続けましょう 夜に真田昌幸殿の時間が空いているときには、歴史や戦術の授業をお願いしてね」

「はい天女様 私も読み書きと算盤の授業が楽しいです」

「お雪ちゃんもまだ16歳ですからね 魔力を感じる事が出来るのですから 魔法を使えるようになるかも知れませんね」

「魔法が使えたら もっと天女様のお役に立てますよね? 覚えたいです!!」

「お雪ちゃん 今のままでも十分に役に立ってくれていますよ」

そう言い、お雪を引き寄せる 頭一つ小さなお雪はエヴァの胸に顔を埋め頭を撫でてもらう エヴァが去った後も、放心したお雪が顔を真っ赤にして立ちすくんでいたのを何人もの人が目撃している


翌朝 鳴海城 北曲輪

それぞれの学力に応じて、初級中級の算術、読み書きの授業を受ける天武の面々

いずれの教室でも最前列に陣取り 真剣そのものの表情で授業に聞き入る


正午になると、城内の二の丸東側にある大食堂で昼食となる

それぞれが、配膳台に並び料理を受け取る 従者などが助ける事は禁止されている

「お雪ちゃんは、どうしてそんなにお胸が大きいのですか?」

「どうしてでしょう? 勝手に大きくなったと思うんですが。。。?」

周囲の男共の視線がお雪の胸に集まる

「誰かに@#*&:%$でもらったり%$§€¥∆@#すると大きくなるのでしょうか??」

「茶々ちゃん。。。どこから、そのような情報を。。。」

食堂の一角に気まずい空気が流れる


食後には、大食堂に隣接した鳴海城でもっとも大きな施設である 練兵場へと移動する

アランを先生に、お雪を助手にして筋力強化の体操から始まり、無手での型の稽古

受け身の練習、一対一での組み手 一対多数での組手など2時間たっぷりと汗を流す

「アラン先生、有難うございました」全員が揃って礼をする

「ふむ。。。また。。。明日。。。」


天女の待つ、20畳ほどの個室に移動して車座となり姿勢を正す

「今日から、ここに居る9人とお雪ちゃんにアランか私の、どちらかの指導で体内の気を練る訓練をしますね 気というのは、誰の体にもある物です その気を上手に使えるようになると病を追いやったり、体の一部を石のように固くできたり、風のように早く走れたり出来るようになります さらにその気を上手に操れるようになると 体の中に取り込んだ異なる力を、自分の力に変える事が出来るようになります

例えば、陰陽氏の法力や天狗の妖力 私達の使う魔力がそれになります

ちょっと難しいかしら? 大丈夫ですか?」

「茶々は大丈夫です!! 解ります!!」勢いよく手を上げる 茶々につられ

「はい 大丈夫です」 「わかりました!」と全員が手を上げる

「みんな優秀ですものね では、みんな輪になリますから隣の人と手を繋いで目を閉じて下さい 気の流れを感じる練習をします 私が気を流しますので、自分の体に気が流れた事を感じたら目を開けて下さい いいですか? いつ流れるかわかりませんから集中して下さいね では始めます」

1分。。。2分。。。右手を繋いでいる茶々に魔力を流す 車座に座る全員に魔力が通る

千代と伊達政宗が同時に目を開ける  『予想通りね。。。』

風魔法に乗せ、目を閉じるように2人に囁く

1分。。。2分。。。3分。。。4分。。。左手を繋ぐ織田信忠に魔力を流す

千代と伊達政宗が同時に目を開ける 茶々が首を傾げながら おそるおそる薄目を開ける

「はい みんな目を開けて立ち上がって下さい」

「気を流されたのですか? まったく気付きませんでした。。。」北条氏直が肩を落とす

「気にする必要は、ありません これから毎日続ければ、感じるようになるかも知れません 例えならなくとも人には、適性がありますから では気を練る訓練を始めます 両足を肩幅に開いて下さい」




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