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戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
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学校を作ろう2

小谷城より浅井長政の子息、満腹丸と茶々が大量の鮒寿しとともに鳴海城に到着した

その知らせを受けたエヴァが早足で彼らが待つ部屋へと向かう「あの臭みが癖になるんですよね」と独り言を呟きながら


「お初にお目にかかります 天女様、浅井長政の長男·満腹丸(9歳)と申します そしてこちらが妹の茶々(5歳)です」

「茶々です 天女様よろしくお願いします」

「はい よろしくお願いしますね、2人は9歳と5歳でしたね しばらくここで生活してもらいますが、大丈夫ですか?」

「はい父上にも浅井の長男として、しっかり務めてこいと言われておりますので よろしくお願いします」

「そう じゃあ明日から勉学や鍛錬を始めましょうね 今日は、こちらのお姉ちゃんが

鳴海城の中を案内してくれるわ お願いね、お雪ちゃん」

「はい天女様 では、どこから行きましょうか? お腹は空いていませんか?」

「天女様 天女様は、どうしてそんなに綺麗なのですか?」

「茶々ちゃん 人間、正直に生きる事は、素晴らしいことですね 貴方もお母様に似て綺麗になりますよ」

「天女様 天女様は、そのお歳で、どうして結婚していないのですか?」

ピキッ!

「さっ! まずは、食堂から見に行きましょうね!!」満腹丸と茶々の手を引き駆け出すお雪

「天女様〜〜 どうして〜〜ぇぇぇぇ」


今、この時も諸侯の子息が鳴海城を目指し歩みを続けている


「天女様、我が嫡男·信勝(6歳)が到着いたしました 数えで6歳になります」

武田勝頼が信勝を連れて食堂に姿を見せる

「勝頼殿 お館様から聞いております 武田と織田の血を引くお子だと」

「天女様、よろしくお願い致します 武田家のお役に立ちたいです」

「はい よろしくお願いしますね 貴方くらいの歳の子供達が沢山います

仲良く勉強しましょうね」

「はい 頑張ります!」

後ろに控えていた真田昌幸が嫡男を紹介する

「信勝様と一緒に到着しました 嫡男·幸村(6歳)です 6歳になります」

「天女様、真田幸村です よろしくお願いします」

「お祖父さん、お父さんに似て賢そうなお子さんですね 2人共仲良くしてくださいね

この食堂には、京の甘味など取り揃えています 召し上がるといいですよ」


「天女様、その。。。天女様達の法術を継ぐ素質を測る石が、有るとお聞きしたのですが、もしも素質が無ければ、すぐに帰らされてしまうのでしょうか?」

勝頼が不安そうに聞いてくる

「それなのですが、これまで大勢の子供達で試しましたが1人だけなんですよ適正が有るとされたのが。。。そこで考えたのですが、人の身体にある気を流す修練をしてから

その石を使ってみようと思います ですから、しばらくお預かりすることになります

お子さんの世代で今のうちから絆が出来るのも良い事でしょうし」

「わかりました どうか、よろしくお願いします」


そして翌日

北条氏政の嫡男で、武田信玄の孫である 北条氏直(11歳)が一時帰国していた風魔小太郎に連れられ加わり


さらに翌日

ルイに一命を救われた 伊達輝宗の嫡男·伊達政宗(6歳)が家臣数名を連れ、天女へのお礼参りに訪れる

「ルイ殿は、留守ですか。。。それは残念ですが、天女様の護符のおかげで政宗様は救われました 我が主·伊達輝宗に変わり厚く御礼申し上げます」

「貴方は、確か。。。未だ独身の方でしたね」

「はっ 覚えていて頂けましたか遠藤基信にございます おかげさまで先月ですが妻を娶ることができました これが若く、拙者には勿体ないほどの良くできた娘でして」

ニヤニヤと幸せそうに惚気る 遠藤基信

「ケッ!!」

「天女様、伊達政宗です その節は、本当に有難うございました」

6歳の子供が右目に眼帯をしている姿が痛々しい

「ルイに聞いておりましたが、その右目を治すことが出来ます こちらへいらっしゃい」

「ありがとうございます しかしこれは、ルイ殿と天女様に救って頂いた命の証に残しておけと父上が」

「そうなのですか。。。不自由でしたら、いつでも言ってくださいね」

「ありがとうございます ところで天女様、あちらで私と同じくらいの歳の子供達がなにやら座禅を組んでいるようなのですが あれは、なにをされているのでしょうか?」

「あれは、気を練る訓練ですね あの子達は毎日、私達の使う法術を覚えるために、勉学に身体の鍛錬等をしています そう言えば、ルイが政宗君には素質があるとか言っていましたね」

「ルイ殿が!! 真でございますか!? 天女様やルイ殿のような法術を。。。私にも教えては頂けませんか?」

「それは、お父上殿のお許しが有れば構いませんよ 伝書鳩を飛ばして聞いてみてはどうでしょう?」

「はい では早速」









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