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無能上司に会社をクビにされた有能な俺→ 満員電車でいつもハグしてくる美人女子高生と仲良くなった結果wwww

無能上司に会社をクビにされた有能な俺→

満員電車でいつもハグしてくる美人女子高生と仲良くなった結果wwww



いつもの車両でいつも会う。

そんでもって俺に抱きついて満員電車を

凌いでいる女子高生がいた。


銀髪ロングヘアの美少女にして、超巨乳。

スタイル抜群の彼女。

ハグ初日。自己紹介してくれた。


「私の名前は真島マヒロ...今、16歳だぉ」


「お、おい、離れろ...!なんでくっついてる?」


「おにーさんに一目惚れしてしまったみたいで。

こーしてると私の専属ボディーガードみたいで

安心するの。だから見逃して?」


「いや、ちょ、、」


俺の言う事を聞か目を閉じる彼女。翌日の火曜日。

「今日も頼むよ...?おにーさん」


「いいけどな、、流石に夏の密着は

俺的に暑苦しくてさ、、、」


口ではそう言うが俺は嬉しい。


やっぱり、男だから。

胸を押し当てられて悪い気はしない。

しかも超絶美少女なんだからな。



「埼京線はさ、こーやってると、

無事、やり過ごせるわけよ...!」


「なにしろ、昔、私は男の人で嫌な思いをしたから、私なりの防衛策っていうか...!」


「おにーさん、何気に強面じゃん。

肩幅もあってがっしりしてるし、、

この、マッチョな感じがいいのよね...

ボディーガードにピッタリ!」


「ちょっとした隙を見て、この、ぎゅうぎゅう詰めに乗じて接近(色々とイタズラ)してこよーとする輩がいるわけだからさ、、、」


「いや、それはいいけどな、俺の胸筋から腹筋にかけて、人差し指で撫でてくるな!くすぐってぇ...」



「ボディーガードだと思うのは勝手だがな、そーゆー、刺激を与えるのはマジで止めろ!」




「お、おい、、、!」


小声で慌てると、マヒロは、

フフッとイタズラっ娘の目をして見せた。


「敏感ー!!www」


俺、毎日のように、美少女とこんなやりとりをしてるから、周りの男性乗車客から、殺意のような眼をされることも多々ある。

ま、でも、俺、一応、学生時代に柔道やってたから、まぁ、眼光も鋭くて、睨み返せば、

彼等は、すぐに下を向く。


あとはその。


「いいなー、」


「羨ましいなー、」


って、羨望の言葉も聞こえてくる。




仕事のある日は、

毎日、、こんな感じで降りる駅まで過ぎていった。


彼女の方が先に降りる。


俺はその次の駅で、いつも降りてた。

そんな俺と。美少女女子高生マヒロとの

朝の関係性だが、ある日突然、終わりを告げる。



俺の会社には

東大大学院卒の高学歴な上司、

藤島さんって5歳歳上の男のひとがいた。


だけど、俺、この人との

関係性に普段から頭を悩ませていた。



「山吹、この案件だけどさ、俺の代わりに資料まとめとけよ...!」

「俺は情報収集でネットサーフィンしなきゃいけねぇからさ」


「え」


「それと、おまえさ、この前のゲーム企画のミス、ま、具体的にいうと、

ターゲット層の選定のあやまりの件、おまえのせいにしておいたからさ...」


「あとはそれとは違う種類のモバイルゲームの売り上げ見込みも大幅に見誤ったってことで社長に報告しといたwww」


「ええっ」



「ま、そんなわけで、おまえは使えない奴認定されたんだな...」


「あとは、女性社員に対してお前が言い寄ってるとか、

色々と話でっちあげたら、社長がおまえのことクビにしようってことになったからな...」


「そんな、、、!?クビですか!?」


「大学も出てない無能が、解雇されるのは

当然のことだよなw」


俺はこのあとすぐに社長室に呼ばれ、直々に辞めてくれと言われた。


これは後ほど。

俺が女子社員の噂話を給湯室で耳にしたこと。



「聞いた?山吹さんクビだってさー」

「え、何か重大なミスしたわけ!?」

「ううん、全然そういうんじゃなくてさ、

藤島さんてー、ろくに仕事してないけど、

威張ってるじゃん!

なんか、社長の甥っ子なんだって。

だから、権限があって気に入らない社員は適当なこと言って追い出してきたのよ。で、今回は、山吹さんが

標的になっちゃったのね。

あーあ、カッコいい男子がまた一人減るわね」


「ひっど...!山吹さんかわいそう...」

「山吹さんのこと、大学出てない低学歴だって馬鹿にしてるけどさ、高専卒だから、十分立派だと思うんだけどね...」



さて。

一応、会社としては解雇予告手当てを

出したくないからってことで、

一ヶ月の猶予期間は与えられたけどな。


一ヶ月も経てば、

女子高生が俺に抱きついて満員電車を凌ぐなんて状況とはおさらばになるわけで。 




「...とゆーわけで。

俺は、一ヶ月後、今の会社に出勤しないから、悪いけど他の男の人を見つけるなりしてくれな」


とクビ宣告の次の日、彼女に打ち明けたら、キレられた。



「えええええ、クビってどーゆうことですか!?」


「なにか、決定的なことをしたんですか?

会社のお金の横領とか、、、!?それとも

アレですか、社長の奥さんに手を出したとか!?」


「いや、違うな...。もっと小さくてバカみたいな事だ...」


「個人情報の流出??とか??


「それは、大問題になる系のミスだな、、」


「急にクビとか、生活困るんじゃないですか!?

もし良かったら私が仕事紹介してあげても

いいですよ!?」


「え」


俺に張り付いた状態で。

上目遣いで心配そうに。

俺の目を見てきて。


ガチでなんか、仕事斡旋してくれそうだった。

「頼んでいい...?俺、実は再就職、そんなすぐにできる気がしないんだよね、、」


「言い訳になってしまうが、今、新型ウィルスの影響で滅茶苦茶不景気じゃん。

そんな簡単に次の仕事、見つかるとは思えないし...」


「いいよ。パパに頼めばすぐだから。

ところでさ...何の仕事してたの...?

私、そーゆーことなんにも知らないな...」


「モバイルゲーム製作とかだよ...

コンピューター言語つかってプログラム組んだりするんだ」


「プログラム?ふーん...。なんかよくわからないなぁ...」


「もしかして、全然違う畑の仕事しなきゃ、

かな?」


「何かの営業とかなら、一応、出来るかもだし、経理とかでもなんとかなりそうだけど...」


「取り敢えず、連絡先頂戴!」


「あ、ああ」


俺はスケジュール帳を取り出し、さらさらと

ボールペンを走らせた。


「これ、、」


「あ、あとね、名前とか、年齢とか、

書く?」


「ううん、いいよ、そんなことしなくて。

パパの会社のひとから電話行くと思う、、」


「じゃあ、待ってればいいわけだよね」


「うん」


俺、会社、

最後の日。俺の机の上に、大量のタスクを

積み上げて藤島さんが言う事には。


「これだけはやって帰れよ!

俺の残業分だ...!」


「ええー」


藤島さんは


「いいじゃねぇか。一応、残業代つくし。


ま、取り敢えず、じゃーな!山吹!って

挨拶をしに来たんだ。

この書類の山は、俺からの選別だと

思ってくれよ。それにしてもな、

おまえの顔、明日から拝まなくて済むと思うと、せいせいすらぁ!

ところで、お前、就職先もう決まったか?」


「ま、流石にそれは無理か。

せいぜい路頭に迷ってくれよ、無能くん!」


「あ、それが、、」


「決まっちゃったんです。

トントン拍子に」


「え」




「またまたぁ、虚勢はっちゃって!

嘘だろ、それ!そんな簡単に職場が見つかるわけねぇっつーの!」


「いや。ほんとなんですよ、、」


「じゃあ、どこだよ、職種は?

業種は?給料は?会社の名前は...??」


「それが...」


「んだよ、言えねぇのかよ、、!」


「まだ分かんないんです。

でも、一応、決まりそうではあるっていうか...」


「フン...!嘘クセェ。たとえ、決まってたとしても、どーせ、大した会社じゃねぇだろ。

三流のど底辺企業だろ...!無能人間の引き取り先なんざ、たかが知れてるぜ...」


そんな捨て台詞を吐き、藤島さんは

俺の前からいなくなった。


このあと。

俺は額に汗して大量のタスクを片し、社長室にて、

「お世話になりました」

と社長に対して頭を下げた。


取り敢えず、かたちだけの挨拶だった。


「どこで働くか分からんが、

務まるのかねぇ?」


「それは、分かりません...」


そんな嫌味を背中に受けた。



まぁ、

何とでも言ってくれと思いながら

俺は帰路に就いたのだった。



帰宅後。

俺が風呂に入ったのが23時過ぎ。


勤務中の携帯は禁止されてたから21:00頃

着信があったが出れなかった。


知らない番号だった。


多分だけど、

マヒロのパパの会社の人事担当者からだと

思った。


「もう夜遅いし...」

明日、8:30過ぎにこちらからかけ直すか...」




あと。


留守番電話が来ていた。


それは、マヒロからだった。


「おっ、、、」


明日もいつもと同じ電車で。

私のこと守ってよね山吹さん、

スーツ着て来てね。

なんか、パパがね、面接通り越して即採用だって。即戦力だとか言ってたわ。あ、明日の

電車の中で私が会社の場所とか教えるね!


「可愛い声だな。

電話で聞いても...」


なんだか、明日が楽しみになってきた。


翌朝。


いつもの電車に乗り、

制服姿のマヒロとくっつくことになった。



「あのね、これから行ってもらう会社の場所だけど、

私が降りるとこで降りて、それで、、

これ、パパの会社の人の人事担当者の名刺...」


「え、、」


ビビった。


社名にビビった。


「ま、マジか...!?ゲーム業界きってのトップ企業。

給与とかの条件が良過ぎて。

倍率が高過ぎて入れたくても、入れない会社...!!だぞ!」



「仕事の内容はゲームディレクターとかなんとか

言ってたな...」


「私は何をする仕事なのかよくわかんないけど...」


「ま、マジでか...」


願ってもないポジションだった。


「頑張れそうかな、、、?

仕事続かなきゃ、私と一緒の電車乗れないよ...?」


「いや、もう、滅茶苦茶がんばるさ...!」


俺はそう宣言し、


マヒロと共に電車から降りた。


「なんか、駅の改札までだけど、毎日、

一緒に行けるとか、嬉しいな...!手を繋ごう、

山吹さん!」


「え」


「はぐれたら嫌だから、ね?」


「こ、恋人繋ぎかよ!?」


「うん!なんか、問題でも?」


「あ、いや...」



歩幅の大きい俺。

彼女のペースに合わせて

ゆっくり歩くのがちょい大変だった。


「私はこっちだから!ここで、お別れ。本当はもっと一緒にいたいけど、

それは無理だし...!また明日」



俺はマヒロと別れたあと、約1キロメートルの道のりを歩き、初出勤となる

会社の前に立った。


「デカ過ぎる...」


50階を超える高層ビル...




「はは...なんか、夢みたいだな」


数多のゲームクリエイターが、

入りたくて入りたくて、仕方がないだろう、

そのビルの中へ足を踏み入れることになってしまった俺。

入社して、半年くらい経ったある日のことだ。

俺はデカい仕事を任され、

成功を収めることとなる。



うちの会社と、

世界的人気アニメのキャラクター

のグッズ販売やゲーム開発を手掛ける会社がタッグを組み、合同で手掛けたスマートフォン向け位置情報ゲームアプリ


『モンスターズGO』は、


スマホの位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台としてプレイするゲーム。

人気アニメに出てくる、

ふしぎな生き物「モンスター」を実際の道路で捕まえたり、バトルさせたりすることができ、また、安全にも特化して一定速度以上ではモンスターが現れない仕組みも加えた。


リリースしてから5年で、ダウンロード数は

約7億5000万。

世界的大ヒットだった。


俺はゲームディレクターとして

新聞やTVの取材に応じることとなった。




ぶっちゃけた話をすると。


モンスターズGOは。

かつて。

上司、藤島さんのいる会社で、俺が企画案を練りに練り、これならきっと売れるであろう企画として提出したものだが。

藤島さんの手によって握り潰された企画だった。


そんな一部始終も、取材で話してしまったものだから。ドキュメンタリー番組で取り上げられ、新聞や雑誌にもそのエピソードは掲載されてしまった。

そのため。

前いた会社の社長から電話がひっきりなしにきた。


何度か出たけど。

いつも同じような内容だった。


「申し訳なかった、本当に申し訳なかった!

まさか、君がそれほど優秀だとは、思っても見なかった...!私は甥っ子から、君が無能だと、間違った認識を植え付けられていたんだな...!」


「...すまなかった!君さえ許してくれるなら、給与を倍にして迎え入れたいと思う...!

だから、戻って来てほしい!!」


ある時、ふと思い立って。

俺は藤島さんの現在を尋ねてみた。


「藤島さんは、今、どうしてますか?」と。


すると。


「先月の終わりだっか、、

あいつは、今、仕事上の大きなミスがあって、重要な取引先をひとつ失ってしまったから、

俺がじきじきに叱ったんだ。そしたら

お臍曲げて会社に来なくなっちゃてね、、」


「今、ほとんど引きこもって

ゲームしてるって噂だ。

時々は家から出て、君の開発した

モンスターズGOに勤しんでるんだと!!」


「そりゃ、どーも...」


「今、いくら貰っているんだ!?

その給料の二倍は出す、、!どうだ!?

悪くない条件だろ!?」


「無理ですね、、お金よくても

今の会社の方が人間関係が良好で居心地がいいですし...」


「...っっ!」




さて。


時流れて。


マヒロが18歳になったとき迫られた。


「シンジ、私、誕生日きた!

婚姻届にサインしてよ!」


「あげまんと結婚しないと、

後々、損するよう...!!」


「あ、あげまんって、、!そーゆーの

自分からいうものなの!?」


「浮気絶対禁止だからね!

他の女とイチャイチャしたら

許さないからね!」


「お、おう。ここに記名と捺印だな」


「これで、夫婦ね!」


電車でのマヒロとの出会いが。

俺を出世させるきっかけだった。


マヒロには感謝しても感謝しきれない。


「ねーえ、おはようのキスは?」


「ん!」


毎日、イチャイチャをせがまれ、

たまに携帯をチェックされてる。


「女の気配はいまのとこないわね...」


なかなかどうして、幸せ過ぎてこえええ!



★★★★★...!


お願いしまふー!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 短編でここまで満足感味わえてよかったです [一言] ざまーも入っていてよかったです。 女子高生、良いですね
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