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落下

作者: 黒

どたん

暗闇の中、自室の床に何かが落ちた。

時刻は深夜の2時をまわった頃に思う。

その日は海外で行われているスポーツの試合の生中継を見ていた。応援していたチームが無事に勝利した。興奮も冷めぬままに、布団に入った。いつもより寝付くことに時間がかかったが目を閉じて意識が遠のく感覚を待った。

身体の力が抜け、眠りに落ちる寸前だった。「どたん」と音がしたのは。

驚き目を開ける。暗闇に目を慣らしながら、音の正体を確認するため身体を起こす。

寝床から程近いところに物体があった。大きく、伏せた大型犬の様にも見える物体だった。色は確認出来なかった。自分の部屋にあのようなものがあっただろうか。疑問や恐怖を感じた。部屋の電気をつけた。眩しさに目を閉じてしまったが、こらえて物体を見る。

そこには何も無かった。慌てて部屋中を見渡すがいつもと変わらない自室であった。床も天井も変わらなかった。

その日は、すべて気のせいということにして眠った。





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