~プランタ13の日の手紙~
親愛なるメルへ
元気にしているだろうか。
君のことだから日々変わらぬ日々に不満を抱きながらも、表面ではにこやかに過ごしていると確信している。
自分で書いておいてなんだが、そんなことないわよ、誤解を招くような発言はやめてちょうだい、という抗議の声が聞こえてきそうだ。
これはあくまで私の想像であるので、見当違いであったら許してほしい。
君が健勝であると信じている友人の戯言だと聞き流してくれ。
もしくは一つの友情の形だと思ってくれれば、ありがたい。
前回の手紙を送ってから少し日を開けてしまった。あの時はようやく固い蕾をつけるようになったと伝えたイリフォローラが、今は満開の見ごろを迎えている。
折よく町で美しく描かれたイリフォローラのカードがあったので、同封しておく。少しは君の目を楽しませることができるといいと思う。
さて、そろそろ本題に入らせてもらいたい。
いつもは君の退屈を少しでも紛らわすために送っている手紙だが、今回は少々勝手が違う。
長年の友人である君に、折り入って頼みたいことがあるためにこの手紙を書いている。
君曰く、私のお節介な性格災いした、と言えるだろうか。少々厄介なものに関わってしまった。
そこでメル。どうしても君の力を貸してほしい。
私に知人の中でこんなことを託せるのは君くらいだ。
二枚目から詳しい事情を記させてもらう。
勝手を言ってすまないが、君ならば快く引き受けてくれると信じている。




