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3.庶民のパン屋を始めてみました。

アイザックとエマは、細々とリリアベルとイグネイシャスを育てながら、ランディールフォード帝国でパン屋を始める事にした。


エマは、元々アイゼンフィールドにいた頃から、サラヴィアが体調崩すとパンを作っていた。ガーランド王国に来てからは、しばらくは作っていなかった。

サラヴィアが妊娠中体調不良になることが多く、ものが食べられない日が続いた。

そんなサラヴィアのために、食べやすいパンをガーランド王国でも作るようになった。


アイザックが見つけてきた物件の中に、偶然にもパン屋と居住が一緒になった物件があり、エマはパン屋をアイザックは街の警備兵に志願してなった。


幸いなことにここでも、ガーランド王国は隠された王国だけあって、誰もアイザックが元王宮騎士団長ってことは気づかれなかった。


エマとアイザックが、結婚するには時間は掛からなかった。

元から、2人は顔見知りだったこともあり、移住してきてから半年で結婚し、双子が産まれていた。


そんなリリアベルも、5歳になると店に立つようになった。

双子のノアとルイスも、3歳になっていた。

可愛いリリアベルを守ると、2人とも将来は騎士になるんだと宣言している。


アイザックが休みの日は、2人に剣の稽古をつけている姿がよく見られていた。

リリアベルは、「エマのお手伝いをしたい」と5歳になるとお店に立つようになった。

サラヴィア王妃に似ているということは、この国のシルヴィア皇妃にも似ている事になると気づいたエマは、リリアベルに伝えた。

「リリアベル・・あなたは大切な子どもなのです。だから、このメガネをかけるなら店に立つことも許しましょう」

分厚いメガネをかけて。リリアベルはお店に立つようになった。

こうして、リリアベルは外出する時は、分厚いメガネをかけて出かけることができるようになった。

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