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トラックとハイウェイ

作者: h

笑って君がいうんだ

もうおさらばしないか?

そうだねここを出ようか

オンボロトラックに

少ない荷物を乗せて

逃避行だ


何もない荒れた大地が

僕らを包んで

大きな鳥が1匹で飛んでいく

寂しくはないか?

尋ねてみたって答えはないのに


ハイウェイを行く

オンボロトラック

僕と君はどこまで逃げられる?

夜はまだ暗いようだ

僕ら手を繋いだ

ふたり旅なのだ


あの町に着いたら

何をしようか?

それは夢物語だと知ってる

掴みかけだが消えたのは君の幻

真実はいつもひどく残酷だ


本当のこと言うとひとり旅なのだ

君がいたはずの助手席は

あの日の約束は

だからおさらばしたかった

同じところに行きたかったのだ


寂しくはないか?

ひとりきりで

冷たくはないか?

そこはちゃんと優しい場所だろうか

いつか行くから

もう少しだけ待っててくれないか?

雨がひとしきり大地を濡らして

やっと泣けたのだ

迷子がひとり

ハイウェイを引き返す

オンボロトラック



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