キ
箱詰めにされた朝
縄括りつけたあの日は
縄に通す幸福
締め上げられる明日の影
凍り付く
両腕
傷付ける
煙を上げて抜け落ちる愛
反目する理智
お前の面を拝めば水が枯れる
時をゆっくり味わえ
燃え落ちてゆく
煌びやかな蝶は
朝を待つ
さよならと答えて
海亀のスープ
此処は上か下か?
ポイント・ネモに浮かぶだけなら
もう知らなくていい
○○の匂い
××の匂い
キエナイ
△△の匂いも
□□と共に消え落ち
壊れろ
下を向くだけの日々
踏みつけられるのは淡白な過去
高く掲げられるは羞恥のみ
同じ苦痛はもう
嫌
勧善懲悪に狂わされる人生
粘膜に触れる
所詮知ったかぶりの純愛
妄想癖垂れ流し
喰らえ
凡境に微睡みし醜猥な道
冬が過ぎるのを待てば
目覚める
誕生日には
道端に転がるあの眼球が欲しい
耽美な命が消える瞬間
轢かれ潰れる音
鋭い痛みが捩じ込まれて
千切れ落ちた腕
燃え落ちてゆく
煌びやかな蝶は
朝を待つ
さよならと答えて
名前を刻まれし顔の無い死体
トリアージは不要
お前の体に桜が咲き根に絡み付く憎悪は
私
醜悪
盲唖
閉鎖
勧善懲悪に狂わされる人生
粘膜に触れる
所詮知ったかぶりの純愛
妄想癖垂れ流し
喰らえ
凡境に微睡みし醜猥な道
冬が過ぎるのを待てば
目覚める
……誰?
二度と