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転校生

わたしの名前はl日野〈ひの〉 l楓〈かえで〉国立防衛大学付属第98高校(通称きゅっぱちこう)1年生、16歳だ。

7年前、異星人が攻めてきた。

その事で、世界中は大変な状況になっている・・・

けれど、私が今住んでいる所は、幸いにも戦闘が無く異星人のことなんて他の国、TV画面越しの出来事だった。

しかし、そんなわたしのまわりも変化があり軍隊が街にいるようになった。

軍隊は巨大な人型兵器TSを使って空を飛ぶようになり、それが日常になっていった。


学校では毎週のように避難訓練があって、学校の地下にあるシェルターへ走って行かないといけない。正直、キツイ・・・


「カエデ?どうしたの?外を眺めて。」

「また、飛んでいるなって。」

それだけ言えば、意味は通じる。毎日のように飛んでいるTSの音はもう耳から離れないのだ。


TS・・・タイタンズソルジャーと名付けられた巨大な人型兵器はこの数年で瞬くまでに世界中に広がった。異星人に対する防衛兵器としてある一定の評価を得て、今はユーラシア大陸全体に広がったと授業でやっていた。


「そういえば聞いた?また、この教室に転校生が来るみたいよ」

親友である彼女、l翠〈みどり〉のその言葉で考えていた事を一旦棚上げした。

「最近、多いね。先週ものクラスに2人来たし」


私が今住んでいるのは新都城市という宮崎と鹿児島の中間にある巨大都市だ。周囲を山に囲まれたこの場所は同じ日本以外も東南アジアからの移民や疎開する人で急激に人口が増えた。

その影響で転校生が多い。今は1クラス約40人を9クラスもある。カッコいい人とか人気ある人以外ははっきり言って覚えられない。


仲良くなれるといいな・・・


翌日・・・


「おーい、席に着けー!」

担任の先生が入ってきたことにより先ほどまであった騒がしい空気が静かになった。

「今日は転校生を紹介するぞー!入ってこい!」

先生がそう促して入ってきたのは平凡な小太りの男の子だった。

朽木 連弥

先生が電子黒板に字を書いていく・・・

「くちき れんや です。よろしくお願いします。」


これが私と連弥が初めて出会った日だった。




日野 楓

ひの かえで


16歳。運動が得意な少女。歳の離れた妹がいる。スレンダーな体型を密かに気にしている。


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