表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

終わらない心臓の鼓動

何時間経ったのだろうか?


私的にはもう丸一日くらい経った気がする。だがもしかしたらたった5分かもしれない。人は緊迫した状況に置かれると時が長く感じるらしい。

そう、だから、それくらい今の私は落ち着いていないという事だ。



けれどもそれも当たり前だ。

なんせ私は現在進行形で得体もしれない怪物に追われているのだ。

正確に言うと怪物は今、私を探したかと思うとまた元いたエレベーター前に座り込み寝こけている。寝息を立ててすやすやと気分が良さそうに寝ている。

しかしいくら寝こけていると言ってもまた近づいたり少しでも物音を立てたらすぐ起きて私を探しに来るだろう。いくら死角といえども見つからないと言う保証はどこにもない。

そして私が襲われない保証も、死なない保証もない。


(考えろ…考えろ…!!!)


どうすればいい?

怪物はエレベーター付近で寝ている。恐らくこのフロアから出るにはエレベーターしか道はないだろう。見渡しても階段のようなものは一切見当たらない。


いま私が取るべき行動は明白だ。

今来た場所を引き返して地下道を通って他の道を探し地上に出ればい。


でも、


もしかしたら地下道にもあんな怪物がいるかもしれない?


でもここで立ち止まっていたら何にもならず餓死するかもしれない。

私はお腹が空いてきたのだ。


何度も呼吸を整える。


靴は音がなるので脱いで手に持って行く。怪物の前を横切るルートしかなさそうだがさっきのように近づかなければいいだけだ。


すー…はー…


意を決してゆっくり進み出す。

日光が上から射し込んでいる。


怪物からはまだだいぶ離れている。

大丈夫。大丈夫。音さえ立てなければ


「チリン、チリン」


ふと鈴のような音がした。


終わった。


完全に終わった。



怪物は目を覚ましこちらへ猛スピードで走ってくる。



ああ、さよなら私、短かった。


(序盤はGLもBL出てこないかも)読んでくれてありがとナス。本当はこんなホラーじゃないんよ…もっと明るくなってくっから本当に。次もすぐ投稿出来ると思います˙꒳˙)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ