「失敗は成功の素」
日々、台所に立つ。
包丁を握り、フライパンを振る。
何百回、何千回と料理をするなかで
ある日、突然
「こうすればいいのかあ~」
と、気づくことはたくさん。
「発見、発見!」
「見て見て見て、、、」
「ん~?」
「あとで見るよ~」
「あとじゃダメよお」
「ねぇ~、見てぇ」
「百聞は一見にしかずぅ(笑)」
「どらどらぁ?」
「あのねっ、さっきトイレ行くんにフライパン火ぃ点けたまま行っちゃったの。」
「危ないなあ」
「ハハ、(汗)))」
「でねっ、帰ってみたら野菜炒めがねっ、」
「ん、焦げてたの?」
「いいよ、別に多少焦げてても、」
「違う違う、」
「ほら、見て、」
「だから、何をさ?」
「野菜炒めって、いつも水っぽくなっちゃうの」
「うん、」
「お店で食べるとシャキっとしてるのにちゃんと火が通ってて、おいしいじゃない?」
「ん、でもそれは火力が違うから、仕方ないだろ?」
「ん。わたしもそう思ってた、でもね、見て、」
「ほらっ、今日のは、ぜん!ぜん!!、お水が出てないっ(笑)」
「あれえ、ほんとだぁ」
「ネッネッ(笑)」
「ちょっと食べて見て、」
「うん、うまい!」
「でしょでしょ、(笑)」
「進歩~」
「(笑)」
結婚する前に、そう言えば母さんが言ってたな。
「料理は慣れよ、」って、
あいつ、母親がいないから料理、自信ないって、
教えてやってくれって言ったのに、
「あの子とあんたと二人で、二人の家庭の味を作ればいいのよ」って、
なるほどな………。
「あと、唐揚げよねぇ~」
「カリッとさせるとバサバサになっちゃうし、」
「うまくいかないのよねぇ」
「ねえねえ、幸ちゃんのママの唐揚げ、おいしいよねぇ」
「今度、教えてもらおうかな、」
「って、ただ飯が食いたいだけだったりして、」
「(笑)バレたか~、」
「お給料日まで、あと3日で1000円!」
鳥の唐揚げの作り方
材料
鶏もも肉・・・500g
しょうゆ、酒、・・各大さじ1杯半
生姜のすりおろしたもの・・1かけ
ごま油・・・小さじ半分
片栗粉、油・・適量
好みでレモンのくし切り
1)鶏肉は、1枚を6等分
調味料をからめて揉み込み、20分ほど置く。
(それ以上置くと水分が出てしまうので注意)
2)片栗粉を薄くまぶす。
3)揚げ油を170°の中温に熱し4分揚げて、
バットに出し、皮目を上にして4分休ませる。
(余熱で休ませることでサクサクジューシーに仕上がります。)
(皮目を上にすることで、油が皮部分にたまらないんです。)
あと、めんどくさくなかったら、揚げる時、皮を伸ばすと型崩れしにくいです。
むね肉でも同様に、