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白狼使い  作者: 向日葵
第1章
32/35

31 買い物の前に・・・

お待たせしました。





ダルトさんからお金講座を受けた後、無事に買取を済ませることができた。


買取金額は変わらず68白金貨だけど、手元に残す分は6金貨にすることにした。


そのうち1金貨分は10銀貨に、残りの5金貨分は金貨のまま変えてもらった。


これで問題は解決したし、お暇してごはんと今日泊まる宿を探しに行こうかなって思っていたら・・・


グゥー―――!!!!


お腹の音が鳴り響いた・・・。


ダルトさんと闇帝、ラルトがこっちを見てきた。


鏡を見なくても自分の顔が、いま、真っ赤なのがわかる。


「・・・・・・飯にするか。」


「そうだな」


「よし。ユキ、ラルト飯食いに行くぞ。」


さっきの音は聞こえてなかったことにしてくれたのか、ダルトさんがそのことには触れずごはんに誘ってくれた。


「ぜひ!」


お腹の音を聞かれちゃったのは恥ずかしいけど、一旦、恥ずかしさとか宿探しとかは忘れて、ダルトさんからのお誘いを受けることにした。


女としてそれでいいのかって?


・・・・・・だって恥ずかしさより、今はお腹の空きぐあいの方が勝ってるし。


それに、買取の受付でおすすめの宿とかあるか聞いて、そのうえで今日の宿を探そうって思ってたから宿探し困ってたんだよね。


まぁ、ごはんについてはある程度目星を付けてたんだけど・・・。


ここに来るまでにあった、屋台の食べ物おいしそうだったなぁ。


あれを食べたいって気持ちもあるけど今じゃなくても屋台は逃げないし、街に詳しいダルトさんたちについていけば、食べ物屋も知れるしね!


ごはんに行くためにラルトを抱き上げながら、ダルトさんって女心わかってるなぁって思ってたら、・・・・違った。


「それにしても、さっきの音。よっぽど腹が減ってたんだな(笑)・・・ッイテ!?」


女心なんて全くわかってない!というかデリカシーがない!


ダルトさんを睨んでいたら、闇帝がダルトさんの頭をけっこうな力で叩いてくれた。


「ありがとう!」


「ほっといて、飯行くぞ。」


「りょ~!」


よっぽど痛かったのか、しゃがんで唸っているダルトさんをほっといて私たちはギルマスの部屋を出た。


ちなみにラルトは「ごはん」と聞いてから、ずっとハイテンションである。


表情はキリッ!っとしているが・・・全力で左右に揺れているしっぽがそれを全て台無しにしている。


(珍しくユキの理性が働いたため、可愛いラルトを見てもモフりすぎず、少し撫でたくらいで終わったのであった。)






人にお腹の音が聞かれてしまうのは恥ずかしいですね・・・・


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