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白狼使い  作者: 向日葵
第1章
18/35

17 闇帝と気が合いそうです!

お待たせいたしました!






ダルトさんと闇帝の後に続いて、私とラルトはギルドマスター室に入った。

部屋の中は、案外普通な感じの部屋だった。


広さは20畳ぐらいで家具などは大体、木材で作られていて、落ち着きのある部屋。


ギルドマスターの部屋ってもっと書類とかであふれてるのかと思ってた。

ダルトさんは書類業務が苦手な脳筋かと・・・。

見た目によらず、書類仕事得意なのかな?


(ものすごく、失礼なことを考えているユキでした。)


そんなことを考えながら周りを見渡していると、いつの間にか闇帝はソファーに座っていた。

ダルトさんも闇帝の隣に座っている。


「ユキ、そこにかけてくれ。これからのことを話し合うから長くなる。」


そう言ってダルトさんは自分の座っている席の向かいのソファーを指しながら、

私に席に座るよういってきた。


私はソファーに座り、膝の上に眠って(気絶して)いるラルトを乗せた。


「さっきからキョロキョロしてどうした?ギルマスの部屋に入るの初めてなのか?」


座ってからも、キョロキョロしていたらしく、ダルトさんが聞いてきた。


いや、確かにギルマスの部屋に入ったのは初めてだけどキョロキョロしていた理由は違うんだけどなぁ。


そんなことを考えていると・・・


「部屋がきれいで驚いたんだろう?」


闇帝が私の思っていたことを言い当てた。


「!!?」


私ってそんなにわかりやすいのだろうか。


「・・・まぁ、少しわかりやすいな。だがあんたじゃなくともダルトが使っている部屋

と聞くと散らかった部屋だと考えるのは普通だからな。」


もう、完全に私の考えていること筒抜けだよね。

それにしても、ダルトさんえらい言われようだなぁ。


(闇帝もだが、ユキもたいがい失礼だ。)


でも、やっぱりそうだよね。

私の考えていたことって、ずれてなかったんだね。


私は闇帝の言葉に自分の考えていることがバレバレなのに少し恥ずかしい気持ちになったが、常識的な考えができているということを知って、異世界でも一般人としてなじめる自信を持つことができた。


(確かに、考えることはみんなと同じだがなじめるかどうかは疑問である。)


一人納得していると・・・


「ちょっと待て!俺はいったいどんなふうにみられているんだ!?」


「「・・・脳筋?」」


ダルトさんの言葉に私と闇帝の声が揃った。


「声を合わせて失礼なこと言うなよ!!俺は脳筋じゃねぇからな!?」


「「鬱陶しい、うるさい・・・。」」


大きな声で必死に言ってくるダルトさんにまた、闇帝と声が揃ってしまった・・・。


「おまえら、ひどい!!」


「「だって、本当のことだし。」」


よく、かぶるなー。そんなことを考えているとダルトさんからジメジメした空気が漂い始めてキノコが生え始めた。


おぉー!こういうのマンガで見たことある!!


(慰めず、珍しい状況に興奮するユキであった。)


しばらく待ってみたがダルトさんがなかなか復活しないので、私と闇帝は二人で世間話をする羽目になった。


初めて会ってまだ数時間の人と世間話をするとかどんな状況だよって思ってたけど、闇帝と話してみるとなんと話が合う!


闇帝とは気が合いそうな予感です!!


それにしてもラルト起きないなぁ・・・。







次は、寝て(気絶して)いた子が目を覚まして・・・

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