表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/20

戦力増強

起きたら朝だった。

狼モドキ達に見張りはさせてたので特に面倒はなかったが何があるか分からないのでねぐらは欲しいところである。

どこか住める場所はないかと思い、近くに洞窟や洞穴があるなら教えろというとまた狼モドキが歩き出した。

なかなか使える奴等である。

15分くらいいくと洞穴が見えてきた。

魔物がいないとも限らないので狼モドキに先行させ中に入る。

中を進んでいくと日の光りが届かなくなってくる、なかなか暗いがこういうとき夜目は便利だ。

入り口から20mくらい進むと行き止まりとなっていた、特に何かが住み着いている形跡はないのでここをねぐらにすることにする。拠点は決まったのでとりあえず一旦外に出ると狼モドキ3匹に食料調達を命じ自分は2匹を護衛に従え森に入ると木によじ登る。

葉の茂った枝を何本か折り洞穴に運ぶ。

即席ベッドであるがまぁないよりはマシだろう。

下が岩だったらもう少し対策をとらなければならないが幸い土なのでそのまま寝ることも可能だろう。

まぁ葉を敷くのは気分である。

ついでに一緒に手頃な太さの枝も拾ってきた。

正直前線に出るつもりはなかったが素手では何かと不安だったので杖代わりに棒でも持ってみた。

見た感じバットみたいに見えるな。

力はまぁまぁ強いっぽいので振り回すとブォンブォン音が出る。

素手で殴っても細目の木なら倒せるだろう。

(肉体的にはまだまだいけるが精神的に疲れてきたのでそろそろ洞穴に帰るか)

護衛の狼モドキ達に指示し洞穴に入ると食料調達に行かせた狼モドキ達が先に帰ってきていた。

どうやら今日の昼食はいくつかのキノコと小型犬程のサイズのネズミらしい。

私は頭からネズミにかぶりつくと前足の部分くらいで噛み千切り残りを狼モドキ達に投げる、キノコも2つほど食べてみたが生でもなかなかイケる。

こちらも残りを投げ渡し少し横になって休むと食べ終えたのを確認し昼から森へ探索に出掛けた。少し長い時間森を探索するので護衛に3匹、洞穴に2匹狼モドキを配置する。

夕方帰ってくる時にはゴブリンの周りに狼モドキを12匹引き連れていた。今日はなかなか良い収穫があった。

手持ちの狼モドキ達の知らせにより群を見つけることが出来たので風向きに気をつけながら配下の狼モドキをその場に待機させ、単身魔法の射程圏内まで接近したあと木によじ登って配下に加えることに成功した。

これで配下狼モドキの数が14匹になり一気に3倍近い戦力に増強された。

木に登ってしまえば攻撃される心配のない狼モドキは格好の獲物だった。

暗くなってきたので4匹を残し残りの狼モドキ達に食料調達を命じる。

魔力を使い果たしたゴブリンは食料を調達してくるまで奥で横になることにした。2時間程して食料調達組が帰ってきたので分配を始める、今日の夕食は角兎4匹に大ネズミ2匹・キノコ多数。

今までで量・人数共に一番多い夕食となった、まず自分が一番始めに食べると残りを食べるように指示しさっさと寝ることにした。

(明日はもっと探索範囲を広げることにしよう…)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ