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最終決戦

「天城先輩、すごすぎる!」

「一条先輩、会話のプロじゃん!」

「彩花ちゃん、神対応すぎる!」

「村瀬先輩の分析力、まじでチートレベル……」


最後の試練の課題解決レースが始まってから数十分。

僕の仲間たちは、それぞれの得意分野で順調に課題を解決し、悠真陣営と互角の戦いを繰り広げていた。


そんな中、僕はというと――


「……これ、俺がいなくても勝ってるんじゃね?」


あまりに順調に進んでチームの活躍を見て、思わずそんなことを考えてた。


(遼は圧倒的な身体能力で体育系の問題を解決し、一条さんは交渉力で文化系の課題をスムーズに進む。彩花ちゃんは最大のサポートに回って信頼を得て、村瀬は冷静な判断で効率よく作戦を指示する。)


……いや、これもう完璧な布陣じゃん。


(あれ、俺って何のためにいるんだっけ?)


そんなことを考えていた矢先、思いもよらない事態が発生した。


最後の試練が進む中、悠真陣営も負けずにせってきた。

彼らは「確実に課題を解決する」というスタイルで、慎重かつ堅実に積み重ねていた。


そんな中、突然、体育館のスピーカーからアナウンスが流れた。


「急報!教師陣から特別課題が追加されます!」


「特別課題……?」


「うわ、マジかよ!」

「追加でポイントを増やすのか?」


生徒たちがざわつく中、スクリーンに課題の内容が検討されました。


【特別課題】:「校内の忘れ物をすべて回収し、所有者に返却せよ」

「……めんどくさっ!」


生徒たちの間にどうしても不満の声があった。


(……でも、これは確実にポイントを得るチャンスでもある)


「遼、行けるか?」

村瀬がすぐに遼を見た。


「おう! 体育館と校庭の忘れ物は俺に任せろ!」


「今度、私と彩花ちゃんで職員室と特別教室をチェックするわ!」

一条さんが指示出しました。


「俺は図書館と廊下を確認する」

村瀬もすぐに動いた。


そして――


「悠斗、お前は?」


「……え?」


「あなた、どこを担当するの?」


(……えっと……俺……?)


まず、みんなの活躍ぶりを見て、「君は何もしなくていいよ」って言われてるかと思ってた。 でも、村瀬の目は冷静に僕を見ている。


(……あ、そっか)


(俺が“モブ”とか関係ないんだ。仲間たちは、俺も戦力としてカウントしてる)


「……分かった! 僕は……」


私は校内放送のマイクを握り、生徒たちに演説した。


「みんな、忘れ物を見つけたら、職員室前に集めてください!」


「おお、分かった!」


「やってくれる人は、各教室を回って所有者を探してほしい!」


「了解!」


そして、僕は自分の足で校内を走り回り、生徒たちに声をかけながら全体の流れを示していた。


そう、みんなが動いているなら、僕はそれを「考える」役割をやればいい。


(俺は、主人公でもヒロインいない。でも、だからこそ、「みんなを支える」ことができる)


結局のところ、残りのチームは見事に特別な課題をクリアし、悠真陣営との差を広げることに成功した。


「……やられたな」


悠真は静かに話し合った。


「三崎悠斗、お前は『リーダー』ではない。でも、だからこそ『みんなと一緒に戦える』んだな」


「……まあ、そんな感じだよ」


私は照れくさく笑いながら答えた。


その瞬間――


「最終試練、終了!」


霧崎生徒会長の声が響き渡り、選挙戦は最後に幕を閉じた。


結果発表――生徒会長は誰の手に!

選挙戦の翌日、生徒会長選挙の最終結果が発表された。


遼は腕を組み、一条さんは余裕の笑みを落とし、彩花ちゃんは手を握って緊張していた。

村瀬は静かに冷静な表情だ。


そして、霧崎生徒会長が結果を読み上げました。


「新・生徒会長は――」

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