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登場人物とか設定とか②

 七話から一二話までの登場人物と設定とかの備忘録。読まなくても大丈夫な個人的な趣味。



大嵐おおぞれ蘭子らんこ 小狸藻こたぬきも男爵だんしゃく

明朗快活な魔法射撃一点特化の攻撃手。

大嵐家の一人娘であり、先代の家督が病に伏せて隠棲したため爵位と家名を継いだ。家業として沈丁花じんちょうげ領で領政を担う家系の一つだったのだが、現在は迷宮管理局の巡回官として名を馳せている。

活の捻杖の力で屈指の魔法威力を誇るが使える種類が少なく、移動をしながらだと集中が出来ないため固定砲台。


使用魔法:擲槍(丙〇六型) 飛岩 纏鎧

迷宮遺物:活の捻杖 竹の絵巻物



大嵐宗秋(むねあき)

糸目の落ち着いた何でも屋な魔法師。器用貧乏ではなく器用なのだが、妻である蘭子が派手な為に目立つことはない。

大嵐家の婿養子なのだが、家の机仕事に関しては宗秋が担当していたりする。実家は金木犀きんもくせい片栗(かたくり)街の片栗子爵に使える爵士家。


使用魔法:纏鎧 成形武装 駆刃 障壁 この四つに加えて有効な魔法射撃などを適時入れ替えて使っている


―――


乙女賢多朗 鈴蘭すずらん子爵

迷宮管理局副局長。


聖高原ひじりこうげん隆造りゅうぞう 菊見きくみ子爵

金木犀魔法学舎学舎長。大昔に天糸瓜大魔宮へ姨捨古永と挑んだ聖高原紗代子と同じ聖高原家。


西条にしじょう嘉人よしひと

島政省とうせいしょう造船総理局ぞうせんそうりきょくの政務官。大型船舶の船主。


西条(かなえ)修宏のぶひろ健人けんと愛美あみ 白秋桜子爵家

西条家の方々。


篠ノ井英二(えいじ)

一帆の弟で篠ノ井家の嫡子


坂北さかきた秀人ひでと 爵士

港防の軍人。よしみの甥。


国府町こきふちょう義彬良よしあきら 松藻池まつもいけ男爵

未草街の史料館館長。義彬良って名前はすごい気に入っている。


いよ

迷子になっていた女の子。


雑貨店の店長

店のことは店番にまかせてふらふらしている。


マッシミリアーノ

プレギエラの工作員。情報を吐いた後に死亡。


タイスマリー

死亡。


―――


西条百々代(ももよ) 白秋桜子爵家

西条家へ養子となった安茂里家の末子で、篠ノ井一帆の婚約者。市井出身で学舎の第一座になった稀、というか初めての魔法師。

自作の魔法莢の設計を魔法省魔法莢研究局に送りつけている為、特別局員としても登録されており注目株。識温視の魔法は港防省や迷宮管理局等で採用されることとなり、安茂里工房での生産を指定した。


使用魔法:擲槍二種(零距離/七七型) 一触二重いっしょくふたえの纏鎧うろこよろい(弾性と硬性は個別の起動も可能) 雷鎖いかづちとざす鋸剣( のこぎりのつるぎ) 肉体強化(傍陽二改) 飛手甲

迷宮遺物:不識しれない

好きな食べ物:章魚たこ



篠ノ井(しののい)一帆かずほ 金木犀伯爵家

百々代の婚約者。氷魔法を主力とする防衛手寄りの魔法師で、無防備な蘭子の守りや必要に応じて援護をしたり忙しい役回りな青年。戯へという物質浮遊の魔法を用いて同時に迷宮遺物を複数扱える天才、なのだが他の印象が強すぎるせいで。


使用魔法:凍抓 障壁 纏鎧 氷針乱炸 (氷矢は霙弓を入手した影響で凍抓と入れ替えになった)

迷宮遺物:月の涙杖 佩氷 霙弓 金環食 永久灯

好きな飲み物:珈琲コーヒー


―――


擲槍てきそう

最も使用されている射撃型の魔法。魔法といえばこれか纏鎧というのが常識くらいの認識。魔法陣が簡単であり、属性がないことの汎用性の高さから、数々の魔法莢が制作されてきた。


七七型:港防省で採用されていた一世代前のもの。現在の丙〇四型と比べると扱いやすさが特徴的。こちらに戻して欲しいという老練の軍人もいるとか。


丙〇四型:現在港防省で採用されている最新式。七七型と比べると射程が八分(80パーセント)、威力が二分(20パーセント)、連射性能が一分(10パーセント)増しになっている。※連射には使用者の技量次第な部分があるため平均値


丙〇六型:丙〇四型と採用の候補を競われた最新の一つ。連射性能が落ちる代わりに威力と貫通性が大きく上がっており狙撃向け。


零距離型:百々代の改造品。射程は皆無だが衝撃で身体を吹き飛ばして移動出来る変態型、攻撃にも使用する。衝撃の影響で自身の纏鎧まで損傷する怪作。


百々代の擲槍(初期):二世代くらい前の中古品で、お小遣いをためて買った品。安茂里家の自室に飾られている。



纏鎧てんがい

守りの魔法といったらこれ。纏鎧の開発は百港国に於いて最大の発明だともいわれる程に優秀な魔法で、迷宮での致死率を大きく下げ安定性を上げることに繋がった。


一触二重纏鎧:百々代の使用する珍しい触媒を用いた百々代式複合魔法莢。高い硬度を誇る硬性装甲と衝撃を和らげる弾性装甲の二つで構成されており、零距離擲槍や雷鎖鋸剣の自傷を緩和し再生させる。



成形武装

実剣等の立ち位置を追いやった魔法。非魔法武器も成形武装も魔法射撃もピンからキリまであることに変わりはないが、同程度の格で揃えた場合に非魔法武器>成形武装>魔法射撃という具合な強度になるのだが、やはり手荷物が少ないという便利さは捨てきれず、迷宮遺物くらいしか非魔法武器が使われなくなった。

序でにいうと鉄砲という武器は魔法射撃の台頭と火薬の手に入り難さから消えたのである。


雷鎖鋸剣

百々代式複合魔法莢その二。鎖一つ一つが雷を放つ鎖鋸チェーンソー、成形武装の一種で…成形武器の一種とすると他の物が可哀想なので不可思議魔法の一つ、恐ろしい威力と喧しい騒音、眩い閃光と敵の視線を釘付けにすること請け合いなとんでもない逸品。ただし百々代の手から離れると魔法の均衡が崩れて自壊し、強烈な放電現象、百万雷が起きる。


障壁

魔法の壁。便利。


結界

模擬戦闘の際にちょっとだけ登場しているが、相手が悪かった。障壁が飛来物や敵を阻む防御魔法だとすれば、結界は飛来物や敵を捉える防御魔法。識別という特定の許可対象を設定することで、それ以外の結界内へ進もうとする存在を鈍化させたりすることが出来る。

防壁では外に位置する味方が内側に入る際、飛び越えたり迂回したり、必要であれば一部を解除する必要があるため用途が異なる。軍相当の多対多の場面で活躍する魔法。


―――


つき涙杖だじょう

使用者へ氷の適正と氷魔法への凍結の付与を行う。


佩氷はくひょう

これを用いることを条件起動に設定することで属性のない魔法へと氷の属性を付与する。


霙弓えいきゅう

軌道線や形状の変化などを行えなくする代わりに、装填された魔法莢の魔法を強化して射出する。というのが銃形状の迷宮遺物で、銃身の長さで強化度合いが決まり、得意とする属性も異なる。霙弓は氷で、文鰩魚は炎。


金環食きんかんしょく

物を収納できる金の指輪。一帆の使用する安物でも二五〇〇〇賈する。高価なものとなると口頭で呼び出さなくとも内部の品を取り出せるらしい。


かつ捻杖じじょう

使用魔法の魔力圧縮を行い威力を強化する。長さに応じて圧縮率の最大値が代わり扱いが難しくなっていく。


たけ絵巻物えまきもの

使用魔法をものすごい勢いで連射出来るようになる。とはいえ巻物のような形状故に、最大で開くと両手が塞がり移動も困難になる。


不識しれない

極短時間だけ認識を阻害できる迷宮遺物。一三〇〇〇賈とかなり高価。


―――


むくろ武王もののふのきみ / 鬼討ちの落燕らくえん大口魚井之たらいの護位もり

「落燕」は没後に贈られた個人名、「大口魚井」が所属勢力、「護位」が役職名。骸骨という没後の姿で再現され生じたために落燕を名乗っている。

護位は城主の護衛頭のような役職で、生前に燕女つばめという悪鬼を討ったことから落燕という名を主から与えられた。怯え壊す金の効きが悪かったのは百々代の力が龍の頃と比べて弱まっているというのもあるのだが、彼の性格が臆病寄りで恐怖心で無理やり奮え立たせて戦っていたから。金の瞳を向けられれば向けられるほどに狂い強化されていた。

骸骨兵や白骨犬はただの骨。



四翼しよく四臂よんぴ鷹人おうじん

迷宮の活性化により生じた鳥よりも人型に近い魔物。火炎、魔力の鎧、再生と三種の魔法を使える。

銅鷹どうよう族という銅鷹あかがねたかの上位種と定義され、片栗街の荒原迷宮の脅威度を引き上げる要因となった。


王太鼠

馬鹿みたいにデカい鼠。太鼠は獰猛な鬼天竺鼠カピバラみたいな印象。

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