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死神郵便局  作者: 白虎さん
6/7

出世祝いのケーキと死神の秘密

えー、作者の白虎さんです。投稿が遅れたのですが理由としてはなぜかなろうにログイン出来ないというよく解らないことになっていました。すいません。あと今回は説明回みたいなものなのでいつもの半分くらいのボリュームとなっております。もしその方が読みやすいのならこれからも3000~4000字ほどで書こうと思います。それではまたあとがきでー

コウ、元気ですか?俺もたまに冥界(そっち)に(仕事で)行くようになりましたが会うことはなかなかありませんね、俺はまたあなたと()えるように今の仕事を頑張ろうと思います。今俺は……


ハイルとケーキを作っています。


「ハイル変わって!疲れた!」


「ハーッハッハッハ、愉悦愉悦(ゆえつゆえつ)。」


「何が愉悦じゃ早く変われよ!」


そう言って俺は泡立て器をハイルにぶん投げた。


……………………


数時間前


「うーんレン君も「朱」ですかぁー時の流れは早いものですねぇー。」


「いや、俺が人間なのもあって早出世(はやしゅっせ)なだけじゃない?」


「それもそうですねぇー……そうだ。」


ハイルは顎に手を当ててしばし考えてからこう言った。


「レン君の出世祝いにケーキでも作りましょうか。」


「まじかよ……」


俺は甘党(あまとう)だから嬉しかったしハイルがケーキを作っているところを見られるということに歓喜(かんき)した。


ハイルがこれから手作りでケーキを作ると考えていると


「出来ましたよレン君。」


「……え?」


ハイルの手のひらには大きなお皿があり、その上にホールのイチゴショートケーキが()っかっていた。……そうだった、ハイルは自身の能力(ちから)で大体の物を(つく)れるんだった。


「…?……食べないんですか?」


「いやさ、何か味気無(あじけ)いなって。何て言うんだろう……手作りしてるところが見たかった感ある……なんかさ、味気無くない?」


「ケーキだけに?」


俺はしばらく頭からそのしょーもないギャグが離れなかった。


……………………


「それじゃあレン君が手作りでやれって言うので作りますか。」


「おー!」


と意気込んでみたもののケーキなんてまともに作ったことなんて無いのでハイルに色々(いろいろ)(おし)えて(もら)いながら作った。……まぁ混ぜる作業が結構(けっこう)(つら)くて翌日(よくじつ)腕が上がらなくなったが。


「ボウルに卵の(から)が入っちゃった……」


「ピンセットありますよ。」


「おおぅ…大体の物創れるって便利だな……」


何時(いつ)かはレン君も出来るようになるかも知れませんねぇー。」


「だといいんだけどなぁ。」


「おやおやぁー?初めての挑戦(ちょうせん)五芒星(ごぼうせい)のワープゲートを作れているのに先行(さきゆ)きが不安ですかぁー?」


「うん…まぁそれはそうなんだけど……」


「それではレン君にこれを渡しておきましょう。」


「ありがとう…ってなにこれ?(つえ)?」


ハイルから渡されたものは(まぎ)れもなく杖だった。これには何の意図(いと)があるのかと考えていると


「それはレン君に先代(せんだい)の「朱」、エンジさんが(のこ)した物ですよ。レン君は初めてで知らないので説明しておきましょう、ワタシが昔ハヤテさんに「睡蓮刀(すいれんとう)青峰(あおみね)」を渡したことは知っていますね?」


「うん。」


「ワタシはこの時に直属の部下である朱の死神達に各々(おのおの)宝具(ほうぐ)を渡し、それを継承(けいしょう)することにしたのだぁーよ、そしてエンジさんに渡され、今レン君に継承されたその杖が宝具、「時杖木暦(ときじょうこれき)」です。エンジさんは元々(もともと)「紫苑(しおん)」の死神だったのでそれに合わせた能力(ちから)(ゆう)しているのだぁーよ。」


能力(ちから)…?」


「えぇ…時杖木暦の能力は対象を軽く叩くことであるべき老いを与えるのだぁーよ。そしてポプラのように(わず)かな風でさやめくような音がなりますねぇー。」


…………え?


「……それめっちゃ使いづらくない?あとそれ仕事でどんなシチュエーションの時に使うの?」


「えぇそれは過剰(かじょう)な能力を必要としないエンジさんに形式上与えた物ですからねぇー、あ!でも持ち主に合わせて自在に伸縮するので使い(やす)いですよー。それにこれをついて歩くと杖がそよそよさやめくので風格(ふうかく)は出るかもしれませんねぇー。」


俺はおじいちゃんか


「使いやすいってそういうことじゃないんだけどな……まぁありがとう、ハイル。早く俺もMPを使いこなせるように練習するよ。」


「そうですねぇー、楽しみにしてますよぉー。」


そんな事を言っている間にケーキが焼けた。


……………………


俺の出世パーティー…とは言ってもケーキを食べるだけだったが……にはハヤテさんとアニマさんも来てくれた。


「ワタクシもレンさんをお祝い出来て嬉しいです。」


「アタシを呼んだんだ、何か美食(イイモン)、あるんだろうね。」


「アニマさん、ハヤテさんも!わざわざありがとうございます!」


ケーキを食べながらハヤテさんとアニマさんから近況報告を聞いた。アニマさんは最近冥界(さいきんめいかい)に来た(たましい)を死神になれるように教育し始めたらしい……というのもアニマさんの仕事は最早(もはや)夢見の手紙を届けることではなく次世代(じせだい)教育係(きょういくがかり)みたいなものらしい。それに物凄(ものすご)く残念な話だがアニマさんの寿命はもうあまり長くないらしい……


「そんな……」


関わる時間は短かいがアニマさんは俺からみても師匠のような存在だった、俺の顔に(かげ)りが(うつ)ったのを見てアニマさんは力強く、


何湿気(なにシケ)た顔してんだ、人だろうが死神だろうが何時(いつ)かは死ぬんだよ……限られた時間の中で(きら)めくのは(ひと)死神(アタシら)もいっしょさ……それに、アタシはただでくたばる気はないさ。」


そう自信に満ちた顔でそう言い、ハイルに創ったやつでもいいから追加のケーキを寄越(よこ)せと言って笑った。この死神(ひと)は人の不安を吹き飛ばすような、なんとも言えない不思議な魅力(ちから)がある……そう思った。何とか雰囲気を変えようとハヤテさんに前から気になっていたことを(たず)ねてみた。


「……そう言えばハヤテさん。」


「はい、何でしょうか?」


「ハヤテさんって顔に(おび)巻いてますよね、何で顔に巻いているんですか?普通お腹のところに巻くような……」


「あぁ、ハイル様から(たまわ)ったこれですか?……これは顔を隠すためです、まぁ理由としては他の死神さん達からの求婚(きゅうこん)()けるためです。」


「へ?」


「死神の間でも色恋(しきこい)はあります、けれど顔を(かく)してしまえばワタクシの性別はよく解らないでしょう、ワタクシには心に決めた人がいるので……あぁ長々とすいません。」


そう言えばハヤテさんの性別ってどっちなんだろう、初めて会った時は男性かと思っていたけど着物で微妙に隠されたシルエットを見ると大分(だいぶ)華奢(きゃしゃ)にも見える……まぁ深く探らないようにしよう。……(ちな)みに昔に性別を気にしないからと求婚してきた死神がいたらしいが丁重(ていちょう)門前払(もんぜんばら)いしたらしい……


……………………


ケーキを食べ終わってハイルが真剣な面持(おもも)ちになる。


「レン君……」


「どうした?用件は?」


何となくキリッとした雰囲気を(かも)してみる、


「いや、真面目に。」


「はいすいませんでした。」


「それでは改めて……レン君は「(しゅ)」の死神になりました、なのでレン君は「(だいだい)」のお付きを最低でも1人…最大で3人受け持つ必要があります。」


「お、お付き……」


「えぇ。」


そう言えば見たことは無いがハヤテさんにもお付きが3人いるし俺もお付きを持たないといけないらしい……俺は今になってやっと死神としての階級(かいきゅう)が上がったのを実感した。


「お付き…っていっても具体的に誰をお付きにしたらいいんだよ。」


「うーん、そうですねぇー。まず冥界の本局で橙以外の見習いをお付きにするとか、またはあなたの友達でもいいですよー。」


「いやいや、友達にこんな仕事(こと)してるって言えないし、そもそも友達ほぼ居ないんだけど……」


なんか言ってる内に悲しくなってきたしハイルは


「あっ、あー……ごめん。」


「やめて!これ以上俺を(あわ)れまないで!オーバーキルしないで!」


「解った。これからは善処(ぜんしょ)することにしようじゃーないか。」


「……頼みます。ぐはっ……」


瀕死(ひんし)で答えてその内冥界に候補(こうほ)と顔合わせするということで一応話は終わった。

登場人物の豆知識のコーナー


・アニマはレンより遥かに甘党(レンもかなりの甘党)

・エンジさんは昔紫苑の系統の死神だった。(今回注目すると紫苑系統の死神の能力がわかるかも)

・ハイルの好物はさばの味噌煮(これさえあれば生きていけるらしい)


それではまた7話でー。

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