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異世界最強のチートは強さじゃなくて創造力!  作者:
第2章 エターナルソング
39/49

038 大魔法そして失敗

 お待たせ致しました!


 新たに読み始めて頂いた方、ありがとうございます。

 そして、再び読み始めてくださった方、ありがとうございます。そして、本当にお待たせいたしました。

 今日から投稿を再開したいと思います。

 

 これからもよろしくお願いします。


 そして、復帰といつの間にかPV2万、ユニーク5000人を超えていました!ありがとうございます。


 少なくとも、金曜日まで、毎日投稿します!!

 

 サラは魔法を使うことを選択する。

 慣れない剣では圧倒することが出来なそうなので懸命な判断だ。


 ティア曰く媒介を神力としているサラの魔法はかなり強力らしい。

 つまり、魔法戦において、サラはかなりの実力だということだ。

 使う魔法の多くは短かった学園生活で知ったものだ。と言うか、詠唱は比較的自由である。

 サラは無詠唱でも使えるが、何でもいいということとみんながやっているから恥ずかしくないということがサラの厨二病を悪化させ、色々と詠唱を考えている。

 

「では、行きます!敵を阻め!ファイヤーウォール!」

 ギルの四方を囲むように火の壁が出現する。


「よしっ!獄炎よ、汝、その炎を槍となせ!ファイヤーランス!」

 サラは、10本の炎の槍を出現させ、それをファイヤーウォールを包囲するように配置した。


 が、撃ち込みはしない。


「あの、ヘレンさん?これ、撃ち込んだらギルさん結構危ないと思うんですけど。」

「え、あ、はい。しょ、勝者、サラ!」


 勝利のコールとともに、ギャラリーが騒ぎ出す。

「おい!お前見たか!あの嬢ちゃん何もんだ!?」

「あのギルを完封するなんて・・・」

「さすがにギルが手加減してたんじゃないのか?」

「なら、お前、あれだけの厚さのファイヤーウォールを見た事あるか?」

「いや、ない。」

「あの嬢ちゃん、火属性以外も使えると思うか?」

「いや、それはない・・・・と信じたい。」

「まあ、あの感じを見ると、他にも使えるんだろうな。とんでもねぇぜ。」



 などなど。

 いろいろな声が聞こえる。が、気にせず話を進める。


「で、ギルさん。私の実力は認めていただけましたか?」

「あ、ああ。すまなかった。お嬢ちゃん、本気出してないだろ?」

「え?でも、それはギルさんも同じでしょう?」

「ははは!気にいった。お前、俺のパーティーにはいらないか?パーティーランクは俺と同じBで、Aランクまでもう少しだから損は無いぞ?」

「え、ギルさんBランクだったんですか!?」

「お前、なんだと思ってた?」

「少し骨のあるゴロツキかと・・・」

「おい・・・で、どうだ?」

「有難いですが、お断りします。今はまだ、色々と事情があるので。それに、新米の私じゃ足を引っ張ってしまいますから。」

「そうか。まあ、気が変わったら声をかけてくれ。」

「はい。ありがとうございます。」

「それとなぁ、お前、確かに新米だが、ランクは多分、Bになれるぞ?」

「え?」

「いや、まだ試験は必要だが、たぶん、な。」

「ご冗談を。」

「いや、だって、なぁ、ヘレン?」

「へぇ?あ、はい。」


 いきなり話を振られたヘレンが驚いていたが、返答は肯定だった。


「えっと、サラさん。とりあえず、冒険者と冒険者ギルドについての説明と、ランクの話をしますので、ギルドマスターの部屋まで来ていただけますか?」

「え、まあ。」

「ヘレン、俺もついて行っていいか?」

「ええ、今回は模擬戦をしたわけですし、その報告ということでいいでしょう。」


 こうして、サラはヘレンとギルとともにギルドマスターに会いに来たのだ。


「私が、冒険者ギルドノロス支部のギルドマスターをしているトールだ。

 まずは、冒険者ギルドについて説明する。

 冒険者ギルドと商業ギルドはこの大陸のすべての国にあり、どの国の機関からも影響を受けない。そして、お手伝いから国防まで依頼されればなんでもする。まあ、報酬次第だがな。」

「はぁ。」


 ギルドのスケールの大きさにサラは少し驚いた。まあ、1度王宮で習っているはずなのだが・・・


「それでだ。実力のあるものには初回登録時に1回だけランク試験を受けてランクを上げることが出来る。まあ、Bランクが限界だがな。」

「で、私は受けられるんですか?」

「あ、ああ。まあそうなる。具体的に言うと、Bランクの試験ならアイアンゴーレムの一部の鉄の塊を自分が発動した魔法か自分が操る武器で破壊すればいい。まあ、支援系の魔法使いなら別なのだが。」

「あの、どっちもできる場合は?」

「は?あ、いや、その場合はどちらか得意な方で構わない。支援系の魔法は捕縛した動物に魔法をかけてもらう。」

「じゃあ、簡単そうなので鉄を破壊するほうで。」

「簡単そう・・・か。わかった。こっちへ来い。」


 ついてきたギルは呆れたような目で見ていたが何も言うことは無かった。

 

 そして、ギルドマスターに連れてこられた演習場には文字通り鉄の塊があった。

 そこは、演習場とは言っても一言で言うとただの草原だった。


「えっと、サラだったか?あれはただの鉄の塊じゃないぞ?ゴーレムの一部に魔力を流したものだから硬いが本当にいいのか?」

「この演習場は壊さない方がいいですよね?」

「いや、攻撃魔法とかで多少穴が開くのは問題ないが、限度はあるな。」

「そうですか。では、やります。」


 さあ。

 サラの厨二病前回の詠唱タイムの開始だ。


「すべての怨恨と傷を癒し、人々を導く遥か遠くの星々よ。我、汝を求め、汝に願う。汝は全てを正しき方向に導く聖なる星。そして、邪を打ち払う輝きを秘めた者。汝、その輝きを持って裁きの鉄槌を!流星群(メテオ・ストライク)!!!」


 太陽とは別に、昼の空に輝き見せつつ流星群となって降りそそぐ無数の点。それは次第に大きくなり、落下し近づいていることを知らしめる。

 そして、サラは気がつく。


(やばい!やりすぎた!!!)


 しかし、それはもう手遅れ。落下を始めた星星は止まらない。

 時間が無い。


 魔法を発動する時間は十二分にある。しかし、詠唱をしていると時間が危ない。

 この詠唱、実は結構大切なのだ。無詠唱で強力な魔法使うとどうなるかは目に見えている。

 サラの身の保身のためにも大事なのである。

 そして、詠唱によって効果が上がる。そんな気がするのである。


 もっとも、その魔法自体異常であるということに気がついていないサラであるが。

 神力の力で大抵の事はサラの想像通りに起こるのだ。


 そして、サラが思いついた一時的な破壊力を考えるとどう考えても核兵器よりも質の悪い隕石群への対処法。

 それは・・・・・


「それはすべての原点にして、終着点。すべてはある1点から始まり、1点へと回帰する。これは、我が敵へ送る終わりの言葉。我は世界へと災いをもたらす災厄の消滅を願う。すべての理を超越し、我が障害を封印せよ!収束点(ラスト・ピリオド)!」


 詠唱が終わるとともに、隕石群は目前に。そして、目標であった鉄塊の少し上、黒点を中心に鉄塊と隕石群を飲み込む範囲を半透明な球体が覆う。

 そして、すべてを飲み込んだ。

 

 隕石群の持っていたエネルギーも含めて全てを。そして、本来1点に集まるはずのないエネルギー量が1点へと集められ、魔法が終了しその力は彼方天へと放たれる。

 しかし、空へ放ったにも関わらず、その反動はあたりを薙ぎ払うのには十分だった。

 




 全てが起こった地点から数百メートル離れた場所でサラの防御魔法に守られ何とか無事だったギルとギルドマスター。

 しかし、ふたりはただ呆然と荒野と化したかつて草原だった場所を見るのだった。


 一方、サラは1人、神力の大量消費から来る倦怠感と戦っているのだった。

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