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異世界最強のチートは強さじゃなくて創造力!  作者:
第1章 学園編(プロローグ)
11/49

011 いよいよ


「お前っ!読めるのか!?」

「へ?」

「お前、いま、『なかまたちにやすらかなねむりを』って言わなかったか?」


 まずい。うっかり声に出てしまったのが聞かれてた。

 これは・・・大変な事になりそうだな・・・


「い、いえ、何でもありません・・・」

「ほぅ、まあいい。それを書いた人間に会いたいか?」

「えぇ。会えるならあってみたいです。でも、おそらく亡くなっているでしょう。」


 書き方からして、恐らくこの世界に来た時点で3、40歳くらいだっただろう。

 アイラ先生曰く7、80年も前だった。それならば、会えるはずはない。


「なるほど。おもしろい。そういう事か。」

 

 あの、どういう事でしょう?


「会わせてやる。王族ならば問題ないだろう。」

「え、どこでですか?」

「王宮の地下だ。そこに、研究施設とその方が眠っている。

 今の明かりなどがあるのはその方のお陰だ。」


 という事は、その人はこっちの世界で技術指導をしているのか。

 で、その人長生き過ぎない!?


「会わせてやるって、生きてるんですか?」

「・・・ふん。でなければ会えないだろう。」

「えっ!?」

「ふ。戯け。冗談だ。その人はもういない。

 今から会うのはその子供だ。」


 うわ〜〜。

 戯けって言われた。

 王族にそんなこと言えるの多分アイラ先生くらいだよなぁ。



 王立魔法館からアイラ先生に連れ出されて王宮に来た私は王宮の地下に案内された。 

 そこには、零戦と思われる残骸と電球など確かに時代遅れの産物だが、この国からすればオーバーテクノロジーな代物の数々だった。


 なるほど、通りで建物とかに比べて小物類の技術力が高かったのか。


 色々と観察していると、いい感じの渋いおじさんが声をかけてきた。


「サラ様、ようこそお越しくださいました。

 ここは、我が父の世界の技術の研究や開発に取り組んでいる研究施設です。

 アイラ様の話によれば、父の書物を読んだとか。」

「え、えぇ。まあ。」

「そうですか。

 父は、あの後の国の事を心配なされていました。

 もし、よろしければ、父の墓で教えてあげてください。」

「はい。分かりました。それと、手紙にあった通り、慰霊碑を建てさせていただきます。」


 そう。私の暮らす国を命懸けで守ってくれた人たちのためだ。それくらい、お安い御用だ。

 


 その後、私はそのご子息さん。

 名前は・・・忘れた。  

 まあ、その人と少し話をしてから、お墓に案内してもらった。 


 王宮から出て少し行った草原の中にあった。

 草原をかけるそよ風と暖かい日差しが気持ちいい。


 そして、大戦の行く末と、そして、大敗を経験してこそ本当に生まれ変わることが出来るという考え方と大和の最後、そして、その結果、世界経済の中枢にまで返り咲いた日本について報告した。

 そして、王都で買った花をお供えした。


 その時、不意に吹いたそよ風によって花びらが数枚飛んでいった。

 たまたまだとはわかってる。でも、思いが届いたような気がした。




「おい、そろそろ帰るぞ。」

 研究施設を見せてくれと言おうとした瞬間、ストップがかかった。

「アイラ先生?ちょっと見学を・・・」

「なんだ?気になるものでも見つけたか?」

「いやぁ、それを見つけにと言いますか・・・」


 いや、本当のところ、理由はない。

 この国の歴史に関しても、常識程度になら記憶の中から探し出せばいい。

 つまり、サラ・リステインとして既知の王立魔法館より、未知のこの研究施設の方が面白そうだったからだ。


「お前は好きな時に見に来ればいいだろう。」

「いや、でも、学校が・・・」

「あぁ?お前、知らないのか?

 王宮からお前の自由を要求されたぞ?」


 なんのこと?

 全く、身に覚えがない。


「まあ、つまり、王女としてや第5近衛騎士団の司令官としての仕事、その他諸々の事情でいつでも学校を休めるということだ。」

「でも、私は学校に行きたいんです!

 少なくとも、正式に発表されるまでは。」

「ふん。そうか。なら休みの日にでも来い。お前のためだけに校外学習を潰すつもりは無いからな。

 それに、王立魔法館から移動するぞ。」


 なんと!

 なら、いくらでもついて行きましょう!


「で、行き先は?」

「ここだ。王宮。」

「やっぱ戻ります!」

「駄目だ。お前を置いていって何かあったら私の責任になるだろう。」


 うーん。流石に、アイラ先生に迷惑をかけるのは申し訳ない。

 

「わかりました。でも、私の部屋は見せませんからね!」

「・・・は、始めからそんなつもりはないぞ。」


 あ、この人、絶対行くつもりだったな。


「別に、いいだろう。」

「駄目です!」


 開き直ってもダメなものはダメだ。

 

「そうか。気が変わったらいつでも言ってくれ。」

「変わりません!」

「そうか。まあいい。それより、早く行くぞ。

 と言うか、もう向かっているんだがな。」


 そう。実は、私達は“私の部屋は”当たりから動き始めている。

 と言うか、アイラ先生に運ばれている。


 この人、空とんじゃったよ。

 いや、なんか、飛行機にでも乗ってる気分だったからスルーしちゃったけど、なんか、速度が上がってる気が・・・


「は、速い〜っ!!」

「ふん。部屋を見せる気になったか?」

「それは駄目です!って!うわぁ〜〜はやくしないで〜!!」




 ぜぇ、ぜぇ。

 酷い目にあった。

 わかりやすく言うと、飛行機に縛りつけられて一フライト終えた感じだ。


 そんな感覚わからない?

 まあ、それはどうでもいいの。


 あ、でも、もしあの地獄を見たい人がいるなら言ってくれればアイラ先生に連絡くらいはしてあげる。

 

 でも、オススメはしない。

 本当に、何回か死ぬかと思った。



 それはさておき、もうすぐ第5近衛騎士団の創立式が行われる日がやってくる。


 ん?遠足?



 あの後、アイラ先生に強引に私の部屋に押し入られて、そして・・・


 


 人には、聞かないでそっとしておいてあげる優しさが必要だって知ってた?



 いよいよ、創立式まであと3日。

 やる事はまだ沢山ある。


 明明後日から、私の第二の人生が本格的にスタートする。

 頑張らないと。




 ここまでが、私が異世界に来て、地位と友達を手に入れるまでの話だ。


 技術力設定のため、分かりにくい話になって申し訳ありません。

 次回から、新章に入っていきます。

 ここまでは長いプロローグだと思ってください。駆け足ですいませんでした。




 新章からはTheファンタジーで勧めていこうと思います。




 次章


 〜エターナルソング〜

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