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銀白の錬金魔術師  作者: 月と胡蝶
第二章 学園編
17/87

錬金学園での講義その1~設定的な物~

タイトル通り設定的なものですが、この設定が実際に生かされるのはしばらく先になる予定なので読むのが面倒な方は流し読みで構わないと思います。

このエスカメシオン王国は錬金術と魔術が大きな対立もなく存在している珍しい国である。

似たような国家として同じ大陸にあるフエルテ帝国が挙げられるが、これは国内が錬金術と魔術に二分されお互いが軍事力を競い合っているため共存とはいいがたい。

また、ほかの国はいずれも錬金術、魔術のどちらかかあるいはどちらも存在しない国しかない。


もっとも、このラプリメラ大陸に限った話であるので実際のところは大陸の外には存在している可能性も高い。

しかし外海は常時灰色の雲で覆われて突発的に竜巻が発生している。

そのため現在の技術では荒い波や、内陸よりもはるかに多い突発的な竜巻のせいで大陸を囲む外海を渡ることができない。

歴史書によると今から約千年ほど前にはすでに今と同じように大陸の外に出ることができない状態であったらしい。

別の歴史書には外の大陸には亜人と呼ばれる獣と人の混血種や魔人と呼ばれる魔物と人の混血種が存在するとの記述がある。

亜人や魔人のいずれもラプリメラ大陸ではまだ発見されていないため人類種の大陸、亜人の大陸、魔人の大陸など大陸ごとに住み分けていると推測される。

一部では外海をはさんだ向こう側にオスクリダットという名の大陸があるとの伝承もあるが出自は不明である。


ラプリメラ大陸を囲む外海と同様に大陸内にも人類が立ち入ることのできない場所が存在する。

それがエスカメシオン王国から北西へかなり行ったところに存在する魔境と呼ばれる場所だ。

魔境の中は非常に湿度が高く空気が若干紫色に変色している。

空気自体に毒性はないが、魔境上空に広大に広がる積乱雲から時折紫色の雷が落ちるため地上では注意が必要である。

魔境は魔術を行う際に必要な魔力が濃密なために野生動物が全てSSランク以上の危険指定に相当する魔物に変質しており、独自の生殖法で大量発生している。

大量の魔物を討伐するためにを魔術を発動しようとしてもその土地の魔力に邪魔されて術がうまく成立しない。

また、錬金術も例えば銃や爆弾などの火薬を使ったものは高湿度な空気にさらされてすぐに使い物にならなくなる。

そもそも、強力な磁力が地面から発生しているため鉄製の武器は構えるどころか持つことすらできずに全て地面に吸い寄せられてしまう。

植物は主として黒く変質した樹木が生息している。

枝からは一定周期で実が生り人の頭ほどの大きさまで大きくなると破裂する。

このとき実からは大量の魔力が検出されている。



これらの外海や魔境は今も研究が進められておりいずれは探索可能になると推測される。

単純な設定集では味気ないので学園での講義という形をとってみました。


次の講義ではこの世界における錬金術と魔術について扱いたいと思います。

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