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迷宮で目覚めたら、何故か進化の剣だった  作者: 空地 大乃


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第七十一話 キュピの力

 キュピが教えてくれたそれはどうやら回復の効果のある水だったようだ。しかも全快だ、素晴らしすぎる。


 ちなみに改めてミラに鑑定眼鏡をつけて見てもらったら回復の泉と表示されたらしい。つまり回復するようだ。しかもHPもMPも全快だ素晴らしい。


「でも、一度飲んだら光が消えたね」

『そういえば、確かにそうだな』


 さっきまで輝いていたんだけどね。なので、試しにミラがその水を掬って飲んでみたけど。


「う~ん、喉は潤うけど、これ、ただの水だね」

「キュピ~……」


 つまり、一度飲むともう回復の泉ではなくなるって事か? でも、鑑定眼鏡では回復の泉になってるわけだしな。


 ふむ、そうなると可能性としては――


『もしかしたら、一度飲んだら時間を置かないといけないとか、そういうこともあるかもな』

「あ、なるほど! 流石エッジだね」

「キュピ~♪」


 なんか褒められたけど、あくまで可能性の話だからな。

 ただ、この泉も、流石にミラの身体は癒せても俺の疲弊具合までは直せないようだ。


 まあ、当たり前だろうけど。


『でも少し残念だな。水筒に入れて持っていけば役立つと思ったのに』

「うまくいかないもんだね~」

「キュピキュピ」


 キュピも身体を上下に揺らして、そうだね~みたいな雰囲気を醸し出してるな。


 まあ、でもとりあえず回復も終わったし、ここはまた使えるようになることを願いつつ――先へ進むことにする。


 この泉のある場所から更に奥に行けるようになっているからな。


 なのでそのまま進むとそれなりにきつめの傾斜があって下る形に、その先が若干膨らんでいて――


「グギャッ!?」


 ゴブリンがいた。しかも結構たむろしていた。5体いるな。


『ここにきて普通のゴブリンが、ちょっと拍子抜けかな?』

「いや、でもちょっと待って、このゴブリン、LVが15まで上がっているよ」


 15? そうなると少し話は変わるな。以前よりかなりLVが上だし今のミラより1つ上だ! これは油断すると――


――進化PTを2得ました。


――経験値を26得ました。


――進化PTを2得ました。


――経験値を26得ました。


――進化PTを2得ました。


――経験値を26得ました。


――進化PTを2得ました。


――経験値を26得ました。


――進化PTを2得ました。


――経験値を26得ました。



 うん、やっぱLVが上がってもゴブリンはゴブリンだったな。そしてLVが上がってももらえる経験値とかは少なかったし。


 そしてミラは律儀に魔晶を抜き取ったんだけどな。


『あまり得られるものはないよなぁ、装備品も今となってはだし、魔晶だってこの5個で5マナ分にしかならないし』

「ははっ、でもほら、ちりも積もればっていうし――」

「キュピー! キュピッ! キュピッ! キュピー!」


 俺がミラと話していると、突然キュピが騒ぎ始めた。なんだろ? 何か危険でもあるのか?


 いや、というよりも必死に何か訴えているような――何かピョンピョン跳ねながら、頭の矢印をミラの方に――と、言うより、手元?


『もしかしてお前、魔晶に興味あるのか?』

「!? キュピーキュピー!」


 ご丁寧に頭に色々浮かべて教えてくれた。どうやら俺の予想通りであっていたらしい。


『ミラ、その魔晶』

「うん、そうだね」


 ミラも気がついたようで、一旦魔晶とキュピを地面に下ろして、様子を見る。


 すると――


「キュピピ~♪」

 

 嬉しそうにキュピが魔晶の上に乗った。

 一体何をするつもりなんだろな? 


 とりあえず少し待つ。すると――キュピ~、とどこか満足気に鳴いてその場からどいた後には――魔晶が消えていた。


「え? これって、魔晶を、食べてる?」

『う~ん、そういうことに、なるのか?』

 

 正直スライムの生態なんてよく知らないからな。ただ、スライムだって生きていくには餌が必要だろうし、その餌がこの魔晶って事だろうか?


 だとしたら今後は定期的に魔晶を与えないといけないな。


 そんな事を考えていると、キュピがすべての魔晶を食べ(?)終えた。


 綺麗になくなったな、ておいおい。


「あれ? 今何かキュピから青白い粒子が浮かび上がったような」

『ああ、間違いない。何かが出てきたな』

「キュピ! キュピ~♪ キュピ~♪」


 俺とミラが不思議そうにキュピを見ていると、そのキュピが何やら嬉しそうに飛び跳ね始めて、頭に、何か2の数字を象っているんだが――


「あ! エッジ、凄い! キュピのLVが2に上がってる!」

『本当か!?』


名前:キュピ

種族:スライム

形態:ベビースライム

LV:2

HP:6/6



 これがミラが教えてくれた今のキュピのステータスだ。

 まあ、といってもLVとHPが増えたことしかわからないけどな。


 とは言え、確かにLVが上がっている。どうやら、キュピは魔晶を与えることでLVが上がるようだな――





「グギャ!」

「グギョ!」


 キュピがどうやら魔晶でLVが上がるらしいと分かった後は、更に奥へと進んでいく。


 坂は更に下りになっていて、下りた先にまたゴブリンがいた。


 ただ、キュピの特性がわかった以上こいつらはいいカモだ。今度はゴブリンリーダーも混じっていて、やはりLVが上がっていたけど、それでも今のミラの敵ではない。


 さっくりと倒す。


 すると――



――熟練度が4に向上しました。


――アクティブスキル【覚悟の一撃】がアンロックされました。

――スキルリストに追加いたします。



 うん、また新しいスキルが増えたな。進化PTがちょっと足りないんだけどな。


 そして、キュピも順調にLV3に上昇した。この調子で育てていきたいところだけどな。

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