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「冬の朝での道にて」

作者: 紅坂 葵

 あたしの日課、それは近所にある市立公園を彼と一緒に歩く事。

「イブの日、雪が降るといいね……」

「何言ってるのよ……」

「だってさ、ホワイトクリスマスだよ?」

「それは、そうだけど……って冗談よ!雪降って~!」

「適当に言っただろ……オイ……汗」

あたしと彼は、イヴの前日にこんな事を話していたのです!(*´ω`*)

***

ーー前夜……

「はぁ……明日が楽しみすぎて寝られないよぅ……」

 ふと、あたしは昔お母さんに寝れない時はホットミルクよ!って言われたのを思い出す。

 チチチ…ガスコンロを点火させて、鍋に牛乳、砂糖を加える。混ぜながら温める。気を付けないとね♪焦げちゃうから……。

「出っ来上っがり~!寝れない時はホットミルクよね♪」

 出来上がりと同時に、お母さんの口癖と重なる。あたしって、周りにも良く言われるけどポジティブなのです♪(寝れないから始まり、気づけばホットミルクを夢中でつくるさっきまでのあたし。)

「明日はいよいよ、クリスマスイヴかぁ……」

 ーーピピッ……電波時計が午後十二時を告げ、テレビの灯りだけの暗がりの部屋中に響く。

「……あ……」

 と、同時に絶句した。

「まっいっか♪えへへ(*´д`*)」

 あたしは、ホットミルクを飲み終え……。

***

 ーーちゅんちゅん……

「……?……ん?……」

 気が付けば朝だった。

 あたしは、電波時計を手に取ると……朝の九時だった。

「ふにゃ……九時……そぅいえば約束は……八時だったような……」

 (ちゃ~ら~ちゃっちゃっちゃら~……)陽気な音楽っじゃなくて、あたしのケータイの着信メロディーが着信を告げる。そして、電話に出る……。

『おはよう……』

 電話越しの彼は呆れた様で言う。

『おはぁよぅございまぁす……<(_ _)>』

 あたしは、寝ぼけながら頭を下げて言う。

『まぁ、それは良いとして…外、出てきてσ(^_^;』

『あい……(σω-)。о゜』

 あたしは、服を着替えて、マフラーを首に、モコモコのポンポンニット帽子を頭にあしらい最後にコートを着た。

 彼は何故、いつもと変わらない態度で接してくれたのかな…約束の時間に遅れたのに……実は、彼は約束事を忘れた時は、口すら聞いてくれないくらいに、傷つきやすくツンデレの彼。

「何か変よね……(´・ω・`)」

 がちゃ……と、あたしは玄関のドアを開け放つと……。

 ーーひゅうぅぅ……

 ぶるっ……体が震えるほど寒い、そして辺り一面雪景色♪ほんとに真っ白……(-ω-;)

「あれ?……」

 いつもの道……もう、市立公園に差し掛かろうというのに……彼の姿が見当たらない。

「……はぁ……( ・_・)」

「ふゆ……?どした?」

 彼の声があたしの後ろから聞こえる……因みに彼の言う『ふゆ』と言うのは、あたしの本名……『平月ひらつき 冬子とうこ』から取った愛称です♪

「せっちゃん……?びっくりしたぁ……

『せっちゃん』は、あたしの彼なのです。本名、『曲月まがつき 雪道せつみち』から取った愛称です(ΦωΦ)キリッ

「ふゆ!メリークリスマス!はいっ、これプレゼントな~」

 彼は、顔を赤らめると強引進める。

「プレゼント……ありがと……(〃ω〃)」

「お、おう……これからも、二人の思い出を作ろうな……ふゆ、大好きだ!」

(ジー……)辺りの視線が痛い……。あたしまで、顔が赤くなっちゃうよぅ……(#^_^#)

「あたしも……せっ……ちゃんの事…大好きです(*´д`*)こちらこそよろしくね♪」


 ーークリスマスは人それぞれだけど、過ごし方に意味があるのかな……でも、その日が聖夜であるはことはジョゼフとマリアの子イエスキリストが誕生したことは聖書に記させれているけど聖夜については書かれていない。多分それは、クリスマスはイエスキリスト生誕の聖なる日であるからなんだと思う……その日が良い日になると良いですね♪

 ーーメリークリスマスーー


 こんにちは、紅坂くれさか あおいです。

 クリスマスイベントということで、今回は、日常系ラブコメ短編小説を書かせていただきました。

 ポジティブな冬子と、ツンデレの雪道。

 クリスマスイヴという題材の中でどう書いていてばいいか迷いました。

でも、たのしかったです!

 気づいた方も居られるかも知れません、この短編小説は主人公の名前の一部がはいってるんです!

「冬の朝での道にて」……冬は冬子で、道は雪道。気づいた方が居られるとうれしいです。

 そして、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 次回のイベント小説もまたゲリラ参加になります。よろしくお願いします。

 それでは、またどこかでお会いしましょう!

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