アリ・ボマイェから猪木ボンバ・イェーになった理由を調べても良い事は何も無い
これ読んでる人5人しかいねぇんじゃね?
全くのノーリアクションに悩んでたんですが、
友人がアクセス解析というのを教えてくれました。
コレを燃料にもう少し戦えそうです。
人間が困難に立ち向かう時、恐怖を抱くのは信頼が欠如しているからだ。
私は私を信じる
モハメド・アリ
自分も自分を信じるの割と得意なんですが、ビビリでもあります信頼の方向が間違ってるんでしょうか?
『バカ野郎!
出来ると思ったら出来る時にじゃねぇすぐヤレ!出来なくたっていいじゃねぇか!
ビビッてんじゃねぇよ!
ダメだったらガハハと大口開けて笑って、笑いバナシにすりゃ良いんだよ!
どうってことねぇよ』
二十歳の時にレストランでの食事中、自分が敬愛するあの人に大声でされた説教です。
そうです、エロい方面の話しです。
ですが回りの知らないお客さんから店員まで、万雷の拍手が巻き起こり右手を挙げて拍手に応えるあの人を見みていると、
本当に自分を信じるってこういう事なんだなと思いました。
自分を信じる事も大事ですが、他人を信じる事もとても大事です。
ヒャハーな人達を彼等の持っていたロープで縛り上げ放置した。
グリフィーが荷物を漁りテキパキとボッシュートしていく、この娘お嬢様然としてるのに意外とたくましな。
剣は学んでないので適当に周囲にブン投げておく、自分にはコサカモデルがあるので問題ないし。
彼等を然るべき治安組織に突き出せば、幾らかお金を貰えるらしいが面倒だ知らん。
獣人種の子供のケガは大したことなかったが、かなり消耗していたので自分が抱えてケーモナズロックにサッサと向かうことにする。
ヒャハーな人達の仲間がいても面倒だ、今の通常の精神状態ならヤリ合うのは全力で回避だ。
初の獣人種と遭遇したわけだが……多分、てか絶対に犬だなしかも和犬だ紀州より秋田に近いと思う、耳の話しです。
昨夜の失態を繰り返さないよう、歩きながら耳をチラ見する。
髪は赤毛でスゲー自然に耳毛?に繋がって生えてる。
本来耳のあるべき位置はどうなってるん?毛で何も見えないがもう一個耳があるのか?チョー気になるぞ。
色黒で目が大きくインドネシア辺りの顔立ちに見える、デカイ耳以外普通の子だ。
10歳を少し越えたくらいかな?子供の年なんか自分には良く分からない、犬だし。
膝丈の茶肌色の浴衣っていうか作務衣に近いが袖なしの服に、毛皮製で前止めのチョッキを着てる可愛いなこれ。
ズボンは穿いてないがフサフサの短い尻尾は出てる、女の子ポイのでその下がどうなっているかはミステリーにしとかないと、いや男の子でもマズイな。
グリフィーが何やかや言ってたが『エエ』と『どうですかね』で全て受け流した、今は耳のナゾに夢中なのだ。
途中、自分のバッグから袋を開けず二つ折りした、ヤ●ザキのバケットを出し3人で仲良く食べた。
ヤ●ザキのバケット良いよね安いし、デカイし、日持ちするし、あと安いし。
順調だったのはここまでで、問題はケーモナズロックの麓に着いてから発生した。
子供はあまり得意ではありまん、子供を持ったことも、近々に出来る予定もないので他所の子供の話しですが。
大抵の子供は自分が賢いと思っているのが苦手です。
大抵の子供はテンションが高いので無理に併せるのが苦手です。
大抵の子供はすぐ判る嘘を言うのでどうしたらいいか判らないから苦手です。
大抵の小学生以下の子供は自分と初対面で会うと、火が付いたように泣くので自分に何か憑いてる気がして不安になり苦手です。
でも一番苦手なのは人の話しを聞かない事です。
先程から延々と押し問答が続いている、もう自分がケーモナ様で良い気がして来た。
「……ですから自分本人が違うと言ってるので――」
「――うそだ!すごくつよかったしひかってたっ!ケーモナ様だ!」
「貴方、本当に光ってたのよ?」
混ぜっ返すなグリフィー!
光ろうが尻から煙りを吐こうが断じてケーモナ様ではない!吐かないし煙り。
だいたい身体が光るってなんだ?放射能か?光るほど浴びたらもう鼻血くらい出てるだろ?美味し●ぼ説が事実なら、自分は信じて無いが。
「今はその話しは置いておきましょうグ……」
ヤバイぞ、グリフィーの本名が分からんなっとる!
バーバラ問題をやっとの事で捻じ伏せたのに、もう新たな問題が!
グ、グ何だ?ヒントだ、ヒントを要求する!ライフラインを使うぞ!テレホンでも50:50でもどっちでもイイから!あっオーディエンスは結構ですアレ使えないよね。
「ねぇケーモナ様、さっきのワザ教えて!こうやってふっとばすカッコイイやつ!」
「ビートナックルですか?あぁ握りが違います、鉄槌は親指で上から栓をするようにしないと力が逃げちゃうんですよ、あとケーモナ様ではないです。」
昔通ってた道場の先生が、ゲーセンで自分達がやってるバ●チャファイターを見て『この技実戦で使えるのか?』と道場で色々研究して出来た技の一つがビートナックルだ。
先生はこういう技の研究とか皆にさせて学ばせる人だった、ゲーセンにも一人で通って50前だったのにバ●チャもスゲー強い。
門下生以外のプレーヤー達にも『あっ先生押忍です!』と普通に挨拶されるし、揉め事が無くなったと店からも感謝されてた。
うちの道場は『SEGA流空手』と呼ばれて、自分達もそう名乗ってた。
「ケーモナ様こう?」
「違います、関節の向きに注意しないとこの技は怪我しますので、親指がずっと上を向いたまま、こう振り下ろすんです……でもケーモナ様ではありません」
実際ビートナックルは優秀な技だった、フルスイングするので腕一本で受けるのは困難だし、初見の相手には初動がモーションの大きい突きに見えるのでほぼ当たる上、何処に当たろうがダメージがデカイ。
怪我するので組み手での使用を禁止されたほどだ。
「貴方何だかんだ言いながらも面倒見がいいのね」
しまった、カッコイイとか言われて、つい真面目に指導モードになってた!
あれ?何か問題があった気がした、ような気がしたが……思い出せんと言う事は大した問題でもあるまい。
「以前この子くらいの子に、少し教えていた事があるので」
道場では年少の指導は自分ら若手の仕事だったので慣れてたし。
完全再現したスラントサマーとかバカウケしてた、子供はサマーソルトキック大好き!当たんないけど。
「でも何で光って見えたのかしら?」
まだ言うかグリフィー知らんがな!
「もう明るかったですし、勘違いでは?」
「うーん、確かだと思う魔力も感じたし」
なぁにぃ、こりはポンコツ卒業か?何した自分?腹立ってきて、なんとか冷静になろうとして――
――うぅん息吹か?
「あー!わたしケーモナ様におねがいがあってケーモナズロックに向かってたんだった!」
「ケーモナ様に会えると確信があったかのような口振りですね、ケーモナズロックに行けないのは分かってたんですよね?自分はケーモナ様ではありませんが」
「よるにケーモナズロックの上がズートひかってた!ケーモナ様がかえってきたってスグわかった!」
懐中電灯のマーカーが余計な仕事をしたようだ……この子に上手く説明する自信が全く無いどうする?