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好き?No. 1
変な終わり方ですが、保証してください。
私は一晩中考えて、潤を好きだと認めることにした。認めたからには自分のものにしたいという独占欲が蒼衣をおそった。
私は潤に告白することを決めたー
翌朝、私は潤に会ってすぐ
「話があります。午後4時に教室で待っていてください。」
潤は、曖昧に「おう。」とだけしか言わなかった。
私は一日中、そのことだけ考えていて授業なんて頭に入ってこなかった。時計の針が動くにつれて、私の心臓も速さを増していった。
時計を見ると、針は3時50分を指していた。
「ヤバい、心臓飛び出そう…」
あれこれ言いながら、私は潤の待つ教室へ向かった。
教室の前に立つと、緊張で力が抜けそうだった。勇気を振り絞って、教室のドアを開けた。
「あ…」
潤がいた。私は頭が真っ白になって。
「話って何?」
潤が話しかけてくれたおかげで、現実に引き戻された。
「あの、あのね…」
声が震えていて、上手く声が出ているか不安になった。
「ずっと前から好きでした!」
言えた…やっと。
少しの間、沈黙が続いた。
「うん、俺も。」
逆光で潤の顔はよく見えなかったが、声だけはしっかりと聞こえた。