17-Do Battle :Start-
17話「闘い 開始」
「・・・・・・来たのか・・・・・・」
海馬は呻くように言った。
「・・・・・・あの扉を壊した・・・・・・」
長柄川が1歩後ろに下がる。
対して丹波は冷静にこちらの姿を見つめる。
「・・・・・・ったく。支障ばっかきたす奴らだよ」
丹波は腕を振り上げる。
ガチャッ!
そういう音が周りから聞こえた。
工場には階段があり、1階を見渡せるようなベランダが備え付けられた2階が存在したらしい。
「・・・・・・へぇ」
隼人は感嘆の声を上げるが、俺はその2階を見て絶望の声(すなわち、声がでないというわけだが)しか口から出そうに無かった(つまりでてないのだが)。
その2階には、20人ほどのスナイパーが居た。その内数人は、手榴弾を持っている。
「そういや、海馬君も言ってたね。イレギュラーが数人居るって」
と音河が思い出したように言った。
「で、どうするの?隼人君」
「とりあえず、現状で分かっているのは2つ。まず、タダシ君は何かを守ろうとしている。そして、それを助けるためには海馬君が「READ TALE」の仲間にならなくてはならない」
「それを打開する方法は?」
「海馬君を助ける。事情を聞く。何かを助ける。以上だ」
「合点了解だ。隊長」
俺は左手を地面につけて、床を変形させる。作るイメージは「剣」
「隼人。俺は丹波は苦手なタイプだ。だからそれ以外で」
「了解。ヒスイ君はどうする?」
「そうね。海馬君の話から推測して、私が相手にしないといけないのは――」
言った瞬間、虎郷は俺達の視界から、右側へとフッ飛ばされた。
これは超高速で攻撃してきた事からも推測できる通り――。
「・・・・・・殺す」
長堂寺だ。
そしてそんな彼女に吹っ飛ばされながらも、虎郷はすぐに立ち上がり、
「彼女の相手は私がするから後は皆さんでご勝手に!」
と叫びながら走り始めた。
「大丈夫なのか!」
「心配している暇があったら自分のことを考えておきなさい!」
虎郷は長堂寺の攻撃をよけながら、俺の叫びに答える。
「僕が長柄川さんに行く。彼女を倒せば士気も下がるはずだ。リーダー決戦だよ」
「なら私が丹波君だね」
「俺が花咲か・・・・・・まぁ何とかなるか」
こちらを睨むは、「READ TALE」長柄川、丹波、花咲の3人。先鋒こと長堂寺さんは戦闘中の身でございます。
対するわれわれ、「ああああああ(初期設定が面倒だったため、『あ』を連打しました)」は、王城、音河、嘉島の3人。我らが先鋒、虎郷さんも戦闘の真っ最中です。
いざ尋常に、勝負開始!
何を合図にか、俺達は一斉に走り始めた。
さて、ようやく醍醐味だな。