14-Lies-
14話「嘘」
まぁ複数形ですが。
僕の苦手な事:絵、物作り、歌、正直に生きる事、
技術、美術、音楽の3教科が最悪だよ。
「・・・・・・隼人は俺が追う。お前らはこの辺りで待機していてくれ」
俺は、3人にそれだけ告げてから、隼人の背中を追った。
俺はその隼人に後ろから言った。
「・・・・・・釈然としねぇな」
「何が・・・・・・?」
「お前がそういう顔してるんだよ」
「釈然としないな」
「やっぱりか」
「君も僕が分かってきたようだね」
隼人はそのまま、1階のロビーに向かった。
「で、何が釈然としないんだ?」
「海馬君が何か隠している可能性がある」
「・・・・・・はぁ?」
「彼ともあろう男が、爆弾程度にビックリするはず無いだろう」
「まさかそれが根拠だと?」
「彼が僕らに提示してきたあの紙・・・・・・君も見ただろう?」
「・・・・・・もしかして破けていた事についてか?」
あの紙・・・・・・破れていた。しかし、その破れ方には明らかな特徴があった。
「アレは爆風や自然現象、ミスとかの破れ方じゃない。人為的だ」
そして海馬の言っていた通り、アレがプレゼントの中に入っていたのだとすれば。
破る事が出来たのは・・・・・・
「海馬正だけってことか」
「その通りだ」
だがしかし・・・・・・
「それをする意味は一体何なんだ・・・・・・。やっぱり、アイツは「READ TALE」のメンバーなのか?」
「・・・・・・それを確かめなければならないから、向かうんだ」
そこまでの会話を終えて、ロビーに到着した。
捜査を始める前に、隼人に
「でももし、海馬が敵だったら・・・・・・あの2人は危ないんじゃないか?」
と純粋な疑問をぶつけてみた。
すると、隼人は
「僕は彼を仲間だと信じている。敵じゃないことを判断するために僕は捜査をするつもりだよ」
それだけ言うと、捜査を始めた。
「龍兵衛さん」
「・・・お。探偵じゃねぇの」
龍兵衛さんはそう言って、こちらを見て笑った。
「お前らんとこの海馬の坊っちゃんがやられたらしいな。事情聴取はしたことにしておいたよ」
「では、僕から説明しますよ」
隼人はそう言ってから説明を開始した。俺はその間手持ち無沙汰なので、別の何かを捜す事にした。
1階のフロアは、2階まで吹き抜けになっている。最近この手の建物が増えているように感じる。ちなみに俺の学校も同じような感じだと考えてくれてよい。
まずは事件を整理する(のは隼人だけど念の)ために、深呼吸・・・・・・。
「・・・・・・?」
空気が・・・・・・微量ながらにごっている。つまりこれは、この現状にそぐわない感情が、少しだけ入っているということ。俺の能力だからこそ分かる。発生源は・・・・・・。
「階段?」
俺は階段の方を見る。ちなみにこの1階に来るための道は、窓が開かないためあの階段を通る一本道しかない。
で、その階段。
「・・・・・・消えた・・・・・・」
そこに何かがあった空気は感じるが、空気の濁りは消えた。つまり、さっきまでそこに居た人物が、この事件に関して、野次馬と事件解決以外の何らかの感情を持っているということか。
俺は階段に向かった。
指紋検証に使われたと思われる、白や黒の粉末が産卵している・・・・・・と同時に、普通の物でありながら、普通でない物がそこにあった。
「髪の毛・・・・・・?赤いな・・・・・・」
触れた。別に能力を使おうと思ったわけではない。だがそれを触って、俺の考えが一気に変化した。
あの4人以外にも・・・・・・レッドテイルが居る。それを知った。
[常盤 雅]
「!!」
常盤雅・・・・・・あの女の子・・・・・・。それが俺達を見ていた・・・・・・。
もしかして、あの子まで・・・・・・。
そして彼女を含めるあのダンスグループの全員が「READ TALE」なのだとしたら。
海馬・・・・・・もしかして、お前も・・・・・・。
得意なこと:嘘、毒舌、理屈こね、揚げ足取り
何に使うんだよ。