08-Sea Horse-
8話 直訳してください。
何ほとも平和で、事件なんて物はひとつも無い。異常は何一つ見つからない。
退屈であり何事も無い。異常が存在する隙間が無い世界。それを求める者がいる。
「・・・終わったか?」
「・・・・・・あぁ」
海馬がタイミングを見計らったように帰ってきた。その、本当に少し前。
「絶対に海馬君に悟られちゃダメだよ。僕らが考えている事をばれる事は、今や死に等しい。いつも通りの対応を心がけたまえ」
と、隼人に命令された。
「アイツらはどうだった」
「あ・・・・・・あぁ。まぁ大丈夫だったよ」
隼人の命令は残念ながら遂行できそうに無いな。
「どうかしたのか?」
「いいやなんでもないよ。さっさと続きのメンバー捜そうか」
「続きのメンバー?もう1人目が見つかったのか?」
「「しまったーーーー!」」
思わず隼人とハモってしまった。
休憩所の椅子に座りなおして、俺達は話を始めた。
長柄川にと海馬の関係だけふせた状態で―つまり、海馬を疑っているという情報だけを伝えると、
「そんなわけないだろ」
と俺達の発言を一蹴した。
「そんなことだったら、俺はお前らとは組まない。そんな事のために俺はお前とつるんでるんじゃないんだよ。運試しっつったろ?お前らといれば不思議な体験が出来ると思ったんだよ。READ TALE に異端なら、そのままでもいいんだよ」
あぁ・・・なるほどね。一理あるな。
「だいたい隼人は思い込みで話を作りがちなんだよ。全く・・・きちんとしてくれないと困るぜ?リーダー」
と海馬は椅子に深く座りなおした。そして思考を始めるように、顎に手を添えてから
「にしても長柄川か・・・・・・」
と話を始めた。
「だとすれば・・・・・・そうだな。そろそろ1度集合しよう。犯人の目星はついた」
「ホントかよ・・・・・・」
「男子チーム女子チーム集合だ」
と、海馬はニヤリと笑った。
それって間違いなく異常な世界だよね。
求める人間が居るこの世界。異常でよかった。