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丸く収まったこの世界  作者: 榊屋
第四章 回り廻るこの世界
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06-Team:Boys-

「というわけで男子チームで行動する事になった俺達であった」

「・・・・・・嘉島?誰に話しかけてんだよ」

 軽くふざけてみました。

 さて、女子チームを社交ダンスやジャズ系統の方の調査に向かわせ、俺達はヒップホップ系統の方の調査に向かった。

「隼人。どうやって調査するんだ?人数を絞れそうか?」

「全く。何の方法も浮かんでないよ」

「堂々と言うな」

 コイツは何でも自信たっぷりに言いやがるからムカつくんだよ。

 結局

「ま、一人一人調べていったらいいんじゃね?どうせ20人くらいだろう?」

 という海馬の意見を参考にして、一人一人逐一調査する事にした。



 10人目まで調べた(俺の右手と隼人の脳。心なしか海馬は後ろのほうに下がっていた)ところで、1度休憩を取った。建物内にあった休憩所でジュースを飲みながら

「まぁ、感じたところでは今のところは居ないな」

「まぁ、考えたところでは今のところは居ないな」

「まぁ、何もしていないが今のところは居ないな」

 という何の意味も無い会話をしていた。

「そういえば、何で海馬はREAD TALEの存在を知っていたんだ?」

「ん・・・・・・。いや、俺はREAD TALEを知っていたわけじゃないんだよ」

「は?でもお前知ってただろう?」

「ああ。だから俺は―」

 海馬の動きが止まった。それは、

「あら」

 と、女性の声が聞こえたのとほぼ同時だった。

 入り口の方向を向くと、大人びた顔の少女と少し幼い顔の少女が居た。

 大人びた顔の少女は、特徴はほとんどないのだが、目の色が青い。だが、あれはどう見てもカラーコンタクトだろう。あ、ズボンのベルトを通す穴に、黒いアクセサリーがついている。

 幼い顔の少女は、ヘッドホンを首に引っさげている。髪の毛が赤色でポニーテールで髪を結わえている。大人びた顔の少女に対して、こちらは割りと目立っている。


「海馬君じゃない。どうしてここにいるの?」

「・・・・・・長柄川ながらかわ・・・・・・」

 なにより不思議なのは、異常なまでに海馬が動揺していることだった。



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