04-The Blunder Of King-
4話 王の失態
何も書いてなくても人が来るのに、投稿すると、してない時より人数が少ない。
次の日。つまり、12月10日土曜日に時間は飛ぶ。
海馬いわく、ある建物の中にいるダンスクラブのメンバーに「レッドテイル」がいるらしい。
「本当にここにいるのか?」
龍兵衛さんは東先輩のキャンピングカーの中で言う。今は、そのダンスクラブがある建物の駐車場内にいる。龍兵衛さんにも協力を頼んでいたのだ。
「間違いありません。僕らで裏づけもしましたから」
「僕ら・・・ねぇ・・・。ちょっと見ない間に増えやがって。しかも、失踪した王城の坊っちゃんと、この間のホール破壊事件以降、めっきり世間に登場しなくなった、昨日の音河のお嬢さんじゃねぇの」
「・・・・・・」
「まぁ、いいや。お前らの言ってることなら、多分本当なんだろうからな。信じてやるよ」
と、龍兵衛さんは車を出た。そして、パトカーで来ていた部下と合流して、建物に行った。
さて、今、俺達は東先輩を含めた6人で行動している。とは言っても東先輩は
「俺は今日は今日元のところに面会に行くんだよ」
といっているので、行動は結局5人ということになるのだろう。
この建物は、ビルディングというよりは、スポーツジムのような建物なのだが、印象としてはスタジアムの大きさ分の土地面積があるような気がする。
「気のせいじゃないよ。ここは昔コンサート会場だったんだよ。私も演奏した事があるよ」
音河が俺の発言にそう答えてから車を出た。俺達もそれに続いて車を降りた。
まずは、俺は隼人に確認する事にした。
「隼人。これから一体何をするんだ?」
「まずはメンバーの把握だね。誰が革命家の一員かを理解する必要がある」
と、隼人が答えると、海馬が
「でも、メンバーって言ってもかなりいたと思うぜ?そんないっぱいいる中から、数人捜すのかよ」
と反発してきた。確かにそうだ。隼人はどうするつもりなのだろう。
「・・・・・・考えてなかったね。てっきりタダシ君がメンバーも知ってると思ってたよ」
・・・・・・ヤバイな。コイツの性格は、後悔先に立たず且つ猪突猛進なのだった。
「心配しなくても、きっと私たちの能力で回避できるよ。それに龍兵衛さんがいるだろ?」
音河が元気な声で言った。
「・・・・・・そうね」
「そうだな」
「しくったー。タダシ君知らなかったかあ・・・。どうしようかな・・・」
1人、バグってる奴が要るけど、取り敢えず放っておこうか。
「それにしても、王城君の考えの無さにはたまに舌を巻くわね」
「当の本人はショックで何か病的になってるけどな」
「昔から隼人は思い込みが激しかったからね」
「俺の意見に頼ってんじゃー王城もまだまだってこった」
恐らく、口調と隼人に対する呼称で違いが分かると思うけど、上から虎郷、俺、音河、海馬だ。
今は、とりあえずはスタジアムの周辺をくるくると回って時間を潰している。
「メンバーってそう人数何人くらいなんだろうな」
「100人は軽く越えているだろうな。ダンスレッスンとは言っても、クラシックやバレエのような種類の人も居る訳だから、まぁ、おばさんやおじさんもいるわけだから・・・」
「なるほどな。てことはしらみつぶし作戦は決行できないわけだ」
「そもそもする気も無いわよ。私、細かい作業は嫌いなの」
「料理が得意な奴が言うセリフではないよな」
「嘘ですわ、と付け加えておきましょうか」
と、そこでようやく
「あ。そうか」
と、隼人が口を開いた。
「龍兵衛さんに訊けばいいんだよ。怪しい人をさ!」
自らの考えのように堂々と言ったので、俺達は言った。
「「「「遅いわ!!!!」」」」
あと、書いてる量が極端に少ない気がしなくも無い。
何もしなくても50とか来る奴・・・あこがれるよな!