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丸く収まったこの世界  作者: 榊屋
第二章 運が定めたこの世界
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後日談-WRで-

 麻雀のルールって分かりますかね?

「なぁ、海馬。もしかして、お前って女たらし?あ、隼人、それ、ポン」

「その言い方は気にくわねぇな。何処にそんな証拠が?」

「いや、そういう事を言ってる時点で、認めてるよね?タダシ君。まぁ、僕がとやかく言う事でもないんだろうけどさ」

「というか、あなた、私にも今日元さんにも『美人』だの『可愛い』だの言ってるわよね?」

「あ、虎郷、それチー。ってか、自分で自分のこと褒めてるよな?それ」

「勘違いするなよ?俺は可愛い或いは美人限定だ」

「むしろ性質が悪いよ……タダシ君それチー」

「いいじゃないの。私のことを傾国の美女と言ってくれているのよ?」

「そこまでは言ってないと思うぞ」

「そんな事をしてふざけている間にリーチだ」

「タダシ君が最初にふざけたよ・・・・・・」

「私は勝つことはないでしょうけど、まぁ負けないでしょうね。リーチ」

「ふっ。俺が勝ってやるぜ」

「ロン!」

 

 海馬が、牌をこちらに見せた。1・9・1・9・1・9・東・南・西・北・白・撥・中の13。対して俺が置いた牌は白。つまり……


「国士無双だ。俺が勝ったから褒美は、今日の夕飯係交代だ。もちろんビリとな。今日元さん、コーラ下さい」

 そう言って海馬は立ち上がった。

「……俺が負けってことだよな?」

「うん。夕飯よろしく。なんだかんだで君の料理は美味しいから期待してるよ」

 隼人は立ち上がり、肩に手を置いて、今日元さんに「紅茶を……ダージリンで」と頼んでいた。


 コイツに勝てる奴いるのかな?現在、アイツに勝てるゲームはチェスで隼人、ダウト(トランプゲーム)で俺、オセロで虎郷が勝てる。現在、通算3勝20敗。残念な感じだ。うーん、次は何で行こうか・・・。



 あ、とりあえず、夕飯は「カツカレー」。

 ゲン担ぎだっての。



次回「響き渡るこの世界」


 毎日、生命の誕生の声、テレビの映像の音、増えていく音楽。この世界は音が響き渡っている。だけれど、もしかしたら、気付かない音もあるのかもしれない。それに気付けるのは自分自身だけなのだ。

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