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丸く収まったこの世界  作者: 榊屋
第一章 決まりきったこの世界
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17-同時刻の隼人&虎郷-

今日は、続々と更新していってます。


もう4話くらい更新している感じです。

 帰り道で、ヒスイ君は僕に、ソウメイ君が仲間にならない理由聞いてきた。


「家族?」

「うん。彼はきっと、僕らに迷惑がかかるとか、家族の悲しみや怒りが増幅するだけだとか、そういう間の抜けたことを考えているんだと思うよ」

 僕には、全てお見通しなのに。

 と、僕は思った。

「だったら、どうしてそう言ってあげないの?」

 ヒスイ君はそう言って、僕をみた。

 僕のほうが背が高いから、自然、首を下げなければならない。


「この間いったろう?僕らは、誰かを救う事なんてできない。それと同じ意味で、僕らは、誰かに教えてあげるとか、説教するとかはできないんだよ」

 嘘だ。本当は、彼の口から言ってもらいたいだけなのだ。

「嘘ね」

 見透かしているのか、ヒスイ君は言った。

「まぁ、そうだね」

 とりあえずは、見苦しく嘘を続けるよりも、こうしたほうが得策だろうと考えて、肯定しておいた。

「あなたは、嘉島君から、仲間だって言って欲しいだけなんでしょう?」

 そういうのは、優しさというよりは同情に近いような感じなのでしょうね。

 と、そこまで虎郷は言い切った。

 確かにそれは、同情のようなものなのかもしれない。

 家族の中身を知ってしまった、僕としては、そういう感情を持っていることを否めなかった。

 でも。

 それでも。

 だからこそ。

 僕は、彼の口から『仲間』という言葉を聞きたいのだった。


連休とか大型休みがあるときって、何かテンションが上がるようで下がります。


やっぱ、平日が好きなんでしょうね。


イベント染みた事は、物によっては嫌いですね。

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