51-絶対-
今回は入れたかったギャグを詰め込みました。
しばらくギャグパートがなかったので。
落下。
落ちる。
風が鼓膜を破るように突き抜けていくのが分かる。
「どうすんだよ!」
海馬の声が聞こえる。風音に呑まれていく。
「雅の回転で何とか」
「できません。出来ても私1人です」
「虎郷が地面を」
「破壊してどうするの」
「音河の衝撃波で」
「止まれても落ちるよ」
「海馬!今こそお前の運を」
「発揮できるかぁ!!」
といった感じで、音が色々と混ざりながら落下速度は上がっていく。
「嘉島何も考えずに飛び降りたのか!?」
「・・・・・・まぁ」
「じゃあどうするんだよ」
「・・・・・・ほら、あれだ・・・・・・宇宙船が」
「来るわけ無いでしょう」
「よーし、宇宙船を捜せ!ってあるわけねーだろうが!」
「パトラッシュ、疲れたろう?僕もつか」
「大変です!奏明さんが壊れ始めました!」
「あはは。私達落下し続けてるね」
「ちなみに後、10階分しかないわよ」
落下は留まる事を知らない。
「下、落ちる、地面、固い、死」「それ以上嘉島は言うな!てか、何故片言?」
「ああ。ごめん、面白かったから」
「楽しんでいる場合か!?打開策が無いんだから」
「あるんだ。助かるよ」
俺の発言に4人が止まる。落下はしているけれど。
「本当か?」
「うん。絶対」
「どうやって?」
「さぁ」
「お前何言ってんだ!?」
「あわてない、あわてない。一休み一休み」
地面が近づいた。
と、その時。
「アホか!お前ら!」
声が下から聞こえる。そしてブレーキ音。
「あ、これか。打開策って」
「うん」
俺は海馬の発言にそう答えてから下を見た。
クッションだ。救助部隊の方々が持っていたり、バンジージャンプに使う奴。
そこに俺達は落ちた。
「お前ら・・・・・・」
東先輩と龍兵衛さんがそこに居た。
ごつん!
と。東先輩の拳骨が俺達の頭に振り下ろされる。1人ずつ強く。
「っざけんな!お前ら死んだらどうすんだよ!」
「あそこ居たら、爆発で死んだっての」
俺がそういうと、
「てめぇ・・・・・・俺に口答えすんのか!?」
東先輩がそう言った。
「あれ・・・・・・おかしいな・・・・・・。何か、リーゼントの恐いお兄さんが見える。何か謝らないといけないなー。ごめんなさい!」
全力。
殺されそうな目。下手すれば「x」より恐かったかもしれない。
「でも・・・・・・どうして助けられたんですか?」
雅が東先輩に尋ねる。
確かに、あの爆発のすぐに助けられるほど余裕は無かったよな・・・・・・?
「今日元が頼むから」
東先輩は一言そう言ってから、少し頬を染める。いや、ここそんな場面だったか?
「あ!しまった」
隼人のところに行くんだった。
「どこへ行く?」
龍兵衛さんが俺を見て言う。
「えっと、隼人の所まで」
「ダメだ」
龍兵衛さんはそう言ってから、俺の腕を掴んだ。
・・・・・・何故?
おっとぉ!?
何だ!?これは!?
無駄にテンションをあげるゲーム。