表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/26

第三部【第三章】炎の鍛錬

 炎堂は病院と患者を救うため、行動を開始した。


 手術までの3日間、彼は病院の裏庭で過酷なトレーニングに励んだ。


 鉄棒での懸垂、タイヤを叩くハンマートレーニング、夜通し走り込むランニング――汗と泥にまみれたスクラブは、紅蓮の戦袍(せんぽう)と化し、炎堂の不屈の魂を宿していた。


 高城が驚愕しながら呟く。

 

「炎堂さん、すごいトレーニングだ! 何を鍛えてるか全然わかんないけど、『守りたい』という強い信念だけはすごい伝わる!」


 看護師が目を輝かせる。

 

「炎堂先生の汗、なんか……『希望』そのものみたい! 何で鍛えてるのかさっぱりだけど、絶対何かすごい考えがあるんだわ!」

 

 炎堂は汗だくで、タイヤを叩きながら燃えるように叫んだ。

 

「私の魂は……患者と病院を守る炎! 藤井さんを苦しめる憎き病も……医療を食い物にするハゲタカどもの野望も……この燃える信念が打ち砕くッ!」


 その姿を見た氷室は、静かに呟いた。

 

「炎堂……君の情熱は、確かに人を動かす力がある。――だが、オペと理事会、両立は信念だけで解決できるほど簡単なことではないぞ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ