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詩歌集2

あの時貴方に見つめてもらっていた雑草の花です。



  貴方に会ったが運命さだめ


  貴方の瞳に捕まってしまった我がこころ。


  貴方の微笑みが見たくて、私は懸命に咲く。


  けれども、私の寿命は短い。


  花開いたらすぐ枯れてしまう。


  花びらは日に日に抜け落ち。


  は折れ曲がり、葉は萎れていく。


  以前のような華やかさは失われ。


  みすぼらしく枯れていく私。


  花は美しさを失ったら終わり。


  もう、誰も見向きもしない。


  けど、貴方は違った。


  貴方は私の最期を見届けてくれた。


  薄汚い色になっても、貴方は毎日私に微笑んでくれた。


  だから私は神様にお願いしたの。


  「来世は人間に生まれ変わらせてください」





  そして、私は人間に生まれ変われた。


  年の離れた貴方に愛を伝え、貴方の傍にいる理由。


  私はあの時、貴方に見つめてもらっていた雑草の花です。


  貴方にまた愛されたくて…人間になりました。





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