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地下牢での20年間。

作者: 七瀬
掲載日:2019/07/27




俺は、薄汚い錆びれた地下牢で、20年間も牢屋の中にずっと居る!

俺が囚人として、最初に来た場所がここなのだ、、、!

俺の名前は、『ロゼフ・ビンセント』41歳。



俺の罪は、、、?

20年前、あまりにも貧し過ぎて食べる物もなく俺は妹にどうしても

何か食べさしてやりたいと思い、町に1つしかない小さなスーパーに

入り、たった一つのチョコレートを手に持ってお金も払わずに店を出たら、、、?


お店の店主に見つかり、俺はそのまま警察に突き出されてしまったんだ!

俺は平謝りで店の店主に何度も何度、謝ったんだ、、、!

そうすれば、俺は見逃してもらえると思っていたのに、、、。

・・・でも、事態は意外な展開に、、、。





俺はそのまま、、、。

殺人や重罪で捕まった刑務所に入れられた!


・・・何故? たった一つのチョコレートを取った罪が、、、!?

こんな刑務所に入らなくてはいけなくなったのか、、、?




ここの刑務所の看守は、、、?

俺を【極悪な犯罪者】として見ているのか、、、?


暴力や罵声を俺に毎日行うのだ、、、!

初めのうちは、俺も抵抗していたが、、、?


看守は、俺に同情どころか俺を人間として見ていない、、、!

何を俺にしてもいいモノだと思っているように思えたんだ、、、!

ここでの俺の人権は一切ない!!!


俺は【罰】として、、、。

食事もまともに与えてもらえず、4畳ほどの小さな部屋に1ヶ月間も

閉じ込められる、、、! 一度も外に出してもらえず、トイレも風呂もない

場所で垂れ流しの生活! 異臭が充満する部屋に俺はいたんだ、、、!

髪も髭も伸び切って、汚れた汚い体。



俺への暴力は、日に日に増して怪我やアザが絶えない、、、。

俺は体も心も、ボロボロになりながらも何処かで誰かが俺を救って

くれると信じて! 死ぬことは考えないようにしていたんだ、、、!



それは、、、?

俺のたった一人の妹が、俺の事をずっと待ってくれていると思っていた

からだ、、、!





でも、実際は、、、?

俺が牢屋の中に居る間、俺の妹は俺の事なんか忘れて悪い奴らとつるんでは?

警察のお世話になっていたらしい!



そんな事も知らない俺は、未だこの刑務所に居る!



しかし、、、?

20年後、やっと! 【俺の救世主】が現れたんだ、、、!



ベテランの老いた弁護士が、俺をこの牢屋から出してくれると言う!


『ロゼフ! 君はどうして、、、? ここの刑務所に、、、?』

『・・・・・・』

『君の罪は、、、? 確か20年前、小さな町のスーパーでたった1個の

チョコレートを取った罪だな! そんな君がどうして、、、?』

『・・・俺は、どうしても妹に何か食べさしてやりたくて! それで、、、。』

『“たった1個のチョコレートを取った!”』

『・・・あぁ、』

『でも、ここの刑務所は重罪犯ばかりいる刑務所だ! 君のような窃盗をした

人間が、この刑務所に居る事がおかしいんだよ!』

『・・・俺にも分からない、気が付いたら? ここに、、、。』

『ロゼフ、泣くな! ワシがお前をここから出してやる!』

『・・・本当か?』

『あぁ! 必ず、出してやる! 約束するよ!!!』

『・・・あぁ、』



最初、俺は面会に来た老いぼれ弁護士のいう事を信じてなかったんだ!

今までだって、何度も俺は弁護士に本当のことを話しているのに、、、!


誰も、俺の話を信じてくれなかった、、、。

あれから20年間も一人牢屋の中にいれば、誰の事も信じれなくなるのは

当たり前だ、、、!


人として俺の事を扱わない看守たちに毎日、暴力を受ける日々。

小さなヒカリすら入らない湿った牢屋の中で、俺の友達はネズミのビフだけ。


俺に明るい未来なんて! 見える訳がなかったんだよ!




・・・でもあの老いた弁護士は、本当に俺を救ってくれたんだ!

この事がまた何十年ぶりかの裁判になり、俺はこの牢屋から20年ぶり

に出る事が出来たんだ、、、!


『良かったなロゼフ!』

『ブローン弁護士のおかげで、俺はこの長くいた刑務所から出る事が出来ました!

本当にありがとうございました。』

『・・・いやいや? いいんだよ! ワシも君が刑務所から出る事ができて本当に

嬉しいんだよ! 何かあったら、、、? ワシに電話をかけてきなさい、、、!

ワシで良ければ君の力になるからな!』

『何から何まで、ありがとうございました、ブローン弁護士!』

『いいんだよ! じゃあ、元気でなロゼフ!』

『ははい!』




こうして、、、。

20年ぶりに、俺は外に出る事が出来たんだよ!

今日の天気は、晴れ渡る雲一つない青空だった。


『・・・空って? こんな色だったんだな? やっと俺は自由になる

事が出来たんだ、、、!』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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