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時き継幻想フララジカ 第一部 『界逅編』  作者: ひなうさ
第三節 「未知の園 交わる願い 少年の道」
81/426

~第三節にも設定集はある~

作中登場人物・登場物の紹介


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藤咲ふじさき ゆう

本作の主人公。

二日に渡る魔剣使いとしての戦いを経験し着実に実力が付き始めているのを実感する彼は、自分の成長を確認する為に毎日の走り込みを続ける。

例え才能が無いと言われようと、愚直に練習を重ねれば必ず実る日は来る…そう信じて彼は今日も走る。

エブレの使い方も慣れ、雑魚戦においては迷わず戦う事が出来る様になった。

ただしあくまでも現状では知ってる相手を想定したものの為、知らぬ相手との戦いではどの様な形で戦う事になるのだろうか。


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園部そのべ 心輝しんき

勇の親友でムードメーカーかつムードブレイカーの両方を合わせ持つ熱血漢。あだ名はシン。

割とその場の雰囲気で自分のノリを乗せる事が多い為、調子がいい奴だと思われがち。

妹の亜月をいじるのが割と好きな模様。理由は楽しいから。

瀬玲とは幼馴染で家が隣同士。

昔からの付き合いの為、殆ど家族みたいなものと思っている。


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園部そのべ 亜月あづき

公立白代高校 1年2組 15才 3月25日生まれ 身長はちゃなと同等の154cm程で現在も成長中。

気になるサイズも同じく成長中。

あだ名はあずー。勇の親友である園部心輝の妹で留まる事を知らない元気の塊。

周りに合わせてノリを乗せる事は兄ゆずりの性格だが、少し頭が弱いのか、乗せられるが故の失敗も多い。

体を動かす事が好きで、基本的にスポーツ全般が得意。

とはいっても別段普通ではあるが、その勢いは失敗を恐れない為割と上手く行く事が多い。

趣味は勇に抱き着く事。周りの目もあるので当人も迷惑。


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相沢あいざわ 瀬玲せり

公立白代高校 2年4組 16才 8月8日生まれ 身長163cm程。着痩せするタイプで割と肉付はいい方。

ウェストをもう少し細く出来ないか努力中。周りに目を配り、周りに配慮を欠かさない。

集団行動をする上でリーダー的な役割に当てられそうな人物。ただし諸理由もあり割り当てられてはいない。

気配りはとてもよいが、それによって余計な仕事が増えたりなど、それ故に失敗する事も多い。

部活は弓道部に所属、それ程やりこんでいる訳ではないが学校に弓道部があるというのが珍しかった為、経験を希望し入部して今に至る。

ちなみに優秀そうに見えるが成績が下の上。

勉強の理解力が低いのを生活態度でしっかりする事でカバーしようとしている。

最低目標は心輝に勝つ事だが実現は難しい。

心輝と亜月とは幼馴染で家が隣同士。

昔からの腐れ縁の為、心輝と亜月が何か問題を起こさないか何時も心配している。


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勇の父親

本名は藤咲ふじさき とおる。歳は41歳、とあるIT企業の分社でエンジニアを務めている。

役職は主任、一応部下が3人程いる模様。

給料はそこまで高い訳ではなく、母親と共働きを行う事で自宅と車のローンを繋いでいる。

非常に朗らかな性格で、人の話をよく聞く聞き上手なタイプ。

その上で割と説教臭い所もあるのは彼が人の親だからだろうか。

勇の母親とは今でも普通に仲が良く、「お父さん」「お母さん」と呼び合う仲である。

ケンカした事は一度しかないのが自慢らしい。

最近までは思春期の勇とそこまで会話をする事が無かったが、最近になって事件で塞ぎ気味の勇を励まそうとするなど、親としての義務を果たそうとする。

勇の事を「勇」と呼ぶ様になったのはつい最近で、思春期を迎えるまでは母親同様「勇君」と呼んでいた。

魔剣絡みの用事が増え始めると移動の足として使われる事が増えるが、少しでも勇の役に立つのが嬉しいようだ。


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勇の母親

本名は藤咲ふじさき 真子まこ。歳は38歳、結婚する前は「飯塚」の性を有していた。短大卒業後間もなく勇の父親と出会い、早い段階で結婚した。

美容院の店員を務めており、その腕前と人当たりの良さは彼女目当ての固定客がいる程。

しかし決して顔などのスタイル目的ではなく、彼女自身は歳の所為か割と全身に肉が付き始めている。中年太りだろうか。

本来は店長を務めても良い歳ではあるが、本人はその柄ではないと店員で収まっている。

何に対しても明るく対応し、気が利く。そこに勇の父親が惚れ込んだという逸話がある。

どうしても勇に対して子供の感覚が抜けないのか、彼が幼稚園児の頃から今でも「勇君」と呼び続けているのが勇自身にとって気に入らない所。

なお運転免許を持っておらず、勇の魔剣絡みの用事で車が必要な際は止むなく家で留守番をする事が多い。


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福留ふくとめ 晴樹はるき

防衛庁特殊事案対策部…と称される団体に所属する謎の男。

頭頂部が少し薄く、白髪が目立つ小柄な男性。

物腰は大人しい様だが高い決断力を有しており、どうやらただの小間使いではなさそうである。

自衛隊に対しての決定権の高い発言を許可される程の権限の持ち主であり、その存在感はこれからはっきりしていくだろう。


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フェノーダラ王

栃木県南部に転移してきたフェノーダラ王国を統制する代表者たる存在。

背は196cm程の長身で現在約44歳。白髪を含む薄青色の短髪を有する。

王といっても極めてフランクであり、時には一般人とですら世間話をする程。

煌びやかな服装では無く、色褪せた様な色の布地の服を幾重に織り込んだ物を着ており、王冠も無い。

結婚後暫く子供に恵まれなかったが、ようやく出来たエウリィには愛情をたっぷり注ぐ親バカっぷり。

昔は魔剣使いとしても腕を振るっており、若かりし頃は王国随一の魔剣使いとしても有名であった。(ただし剣聖を除く)

しかしエウリィが生まれて間も無くの頃ダッゾ王との戦いで大怪我を負い、それを機に魔剣を捨て家族とそして国民を優先させた。彼がダッゾに対し執着があるのはその為と言われる。

当時彼が使っていた魔剣が大地の楔であった。

それを勇に渡そうとするその心は、当時の自分と彼の姿を重ねたからかもしれない。

現在魔剣を使わなくなり久しく、命力は凡人並みに低下しているため勇達側の人間との直接対話は翻訳がされず難しい。

本名はユハ=アウデ=フェノーダラ。

王の名を冠する前は、ユハ=アウデ=ルオ=デッデラという名前であった。


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エウリィ

フェノーダラ王の娘で第一子で一人っ子。故に世間知らずで育ってきた。自分自身の感情のセーブが出来ない事がある。

ただし母親譲りのその性格は極めて温厚であり、興奮さえしなければ非常に扱いやすい。

年齢は転移直後に15歳となり、剣聖側の世界では結婚が許される歳となっている。非常に小柄で身長は156cm。ただし胸は無いに等しい。

青く透き通ったセミロング程度の髪に青い瞳を持つ色白の少女。髪の色は父親譲り。

王女と言っても服装は父親同様煌びやかでは無く、洗濯機が無い世界では洗い回す服の色は新品でない限り何れもが色褪せた布地の物ばかりである。ただしお出かけ用に鮮やかな物もあるらしい。

謁見等の際にフェノーダラ王の代わりに魔剣を持ち運びさせられる等、こき使われている様に見えるが、実際は魔剣を触れさせる為である。

剣聖側の世界において、若い頃に魔剣に触れさせて適正を引き出しておく事はよく行われており、彼女もまた魔剣を使用可能。

ちなみに彼女には魔剣は無く、王としても持たせるつもりはない。それが故に伴侶を魔剣使いと思っているのは守って貰いたいという心があるからであろう。

本名はエウリィ=ニムハ=フェノーダラ。

なお彼女の母親である王妃は転移前に範囲外へと行ってしまい別れてしまった様だ。


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自衛隊

言わずと知れた、国の防衛を担う武力無き軍隊の名称。ただし武器が無い訳ではない。

災害等にも迅速に対応する救助活動もその仕事の一つ。

今回日本中で起きた変容事件の対応で各地に派遣されている。

この事件によって自衛隊員の殆どが出払ってしまい国防力が減少してしまっている状態ではあるが、他国も同様の状態である為問題は無さそうである。

しかし今回の事件によって現れた魔者達に対してその攻撃力は無意味に等しく、現在もなお把握された変容区域でも戦闘のある場所にて防戦の一途を辿っている。

変容区域が発生した事で危険性が増している為、それを見に来たヤジウマ等には厳しい警告や侵入阻止として発砲等も許可されているケースが多い。


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大地だいちくさび

勇がフェノーダラ王より受け取った魔剣。刀身の全長約1mのミドルタイプの剣型魔剣。

切っ先は左右非対称で前が下向き、峰が上向きの鉤爪の様な歯が連なっているのが特徴。

いわゆる古代30種 (エンシェントサーティ)の一器と呼ばれる最も古い型の一つ。

古くても性能は現存する魔剣の中でもかなり高い部類。

この手の魔剣の共通する特徴として、使用者本体自身の身体強化が使用時に行われる。

魔剣自身が持つ命力によって魔剣の特性に見合った能力が強化される傾向がある。

大地の楔使用時の身体強化は主に「骨格増強」「感覚鋭化」。

その起因は大地の楔だけが持つ特殊能力にあるが、それに関しては後述とする。

以前はフェノーダラ王自身が使い、それ以降は誰の手にも渡らずに王が保管していたが、ダッゾ王を葬った勇の勇気に表して彼に与えられた。

何故この魔剣は漢字で表記されているのかというと、彼等の言語がそのままこの名称に翻訳されてしまう為である。実際の名前はアギ・ドゥエ・ゼターン。「大地の為の楔」とも読む。

この魔剣そのものの必要命力ポテンシャルは高く、駆け出しでかつ成長度の低い勇にはまだ不相応の様で、その力に見合わぬ者にとっては威圧感の様な力を発して警告されている様に感じる。

挿絵(By みてみん)


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ドゥルムエーヴェ

ちゃながフェノーダラ王より受け取った魔剣。

全長1m80cmもの高さを誇り、持ち主のちゃなの身長をゆうに超える。

しかしその重量は恐ろしいほど軽く、素材が空孔のある骨の様なものと推測される。

全体が薄茶色で統一され、直径30㎜程の棒がうねる様に伸び、先端だけが大きな鉤爪の形に曲げてある様な、如何にも杖らしい形状を持っている。

鉤爪部の頂点部に今までの魔剣よりも少し大きめ直径2cm程の球が付いており、アメロプテ同様その付近から力を収束して攻撃する模様。

魔剣共通で言える事だが、魔剣は使用者が命力を込める事でその力を発揮出来るが、同時に魔剣そのものの強化も行われる。

簡単に言えば、硬くなるのだ。ただし、その強化硬度を超えた力で攻撃すれば強化されていようが破損することには間違いない為、使用者は自分の武器の性能を把握する必要がある。

まだ一度しか命力を使った攻撃をした事がないちゃなではあるが、その力は既にこのドゥルムエーヴェに見合う力を有していると思われる。

この魔剣には身体強化能力は施されておらず、純粋な命力変換効率だけを重要視させた鋭い一品である。

挿絵(By みてみん)

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ジョイステージ

いつも心にエンジョイ!ステージ!を売り文句にした昔のゲーム機。既に絶版。

勇が小学2年生~中学2年生初期の頃まで現存していたが、小学生6年辺りで新型ゲーム機「ジョイステージX」が発売され、惜しむらく引退した。

発売されたソフトは数多く、ソフト・DL版を含めたミリオン達成ソフトもちらちらとある程。

最近はスマフォアプリの攻勢に押され気味なのもありジョイステージXは現在下火、新型が発売されるという噂もある。

そんな中でも隠れたマニアがやりこみ要素のあるゲームで現在もプレイを続けている程の存在感を示している優良機器といえる。

剣聖の手にはゲーム機自体が隠れそうなくらい小さいが、本人は器用に操作している所を見ると意外と問題なさそうである。

ダッチャパネルは左手のエンジョイスティックをくるくる回す事で立体的に操作してブロックをぶつけて障害物を消すパズルゲーム。

勇が小学3年生の頃に流行っており、友達同士での協力プレイが熱狂的なファンを生む程のゲームであったが、効率を求めるプレイを強制されて辞めた経緯がある。




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