~第八節 設定集~
作中登場人物・登場物の紹介
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田中 茶奈
本作のヒロイン。
勇が命力に目覚め剣聖と決死の戦いをしている頃、彼女は愛希達と共に学校の宿題と決死の戦いを繰り広げていた。
彼女自身の学力はそこまで悪くはなくどちらかというと真面目な方ではあるが、高校に上がって色々なことがあったせいか学業に多少怠けが出ていた。
主にその原因はスマートフォン。それをいじることが増えたせいか、彼女自身活発にはなったが暇な時は夢中になっている為宿題を忘れていたようだ。
ただし基本的に食事の時や勇達と話すときはスマートフォンをいじることはしていない。
あくまで居候だという事と、憧れの『家族の会話の時間』だからであろう。
余談ではあるが、勇達に知り合ってから食べる量が増え彼女の全身に栄養が行き渡ったおかげか全身的に以前よりも体付きが良くなってきた。
特に胸に栄養が行きやすい体質なのと、成長期なのもあって胸囲の成長には目を見張るものがある。
見張ってはいけないが。
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清水 愛希
ちゃなの友人ではあるが、彼女達の事情は知らない。
夏休みの宿題との戦いにおいて、ちゃなのフォローを受けつつ最前線で数々の問題に対峙し攻略を行う前衛的立場。
尾上 風香、佐々木 藍が後方に付き、ちゃなと愛希が切り開く問題を必死に書き写していく。
しかし体力が尽き彼女がペンを持つ肘を突くと、後方に付いた二人が前線へと躍り出る。
ページ配分を行い、お互いが足りない部分を補う様に攻めるそのコンビネーションは昔から共にいる事で培われ卓越した技術であろう。
こうして彼女達はわずか1日徹夜を行う事で宿題という強敵に打ち勝つことが出来たのである。
なお翌日のアルバイトはほぼ死んでいた模様。
ちなみに夏休みのほとんどはアルバイトで占められており、ちゃな達と会うのはこの日が夏休みで最後となる。
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福留 莉那
福留の孫娘で14歳、体は小さく141cm。ちゃなと比べてもまだ背が低いと分かるほど。
ショートの丸く膨らんだ髪型と物静かな印象が強い。
以前から話でもあったが福留を度あるごとに困らせる問題児の模様。
しかしそれとは打って変わり普通に接する分には口数が少なく手が掛からない様に思える。
しかしそこはさすがに福留の孫か、それとも彼に仕込まれたのか・・・計算高い所が非常に似ており、ミズニーランドの件でも勇達を翻弄した。
とはいえまだまだ若い為か人に対する配慮までは出来ないようで、これからの成長に期待である。
ほとんど感情を表情に出さず、行動も読み辛い。それ故に福留も彼女の感情を読むことが出来ず、色々と振り回されている様だ。
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オンズ族
比較的人間に近い体型を持っており、自分の自由意志で硬度や動きをコントロールできる髪と長い舌を持つ。
全身は短めの体毛に覆われており、顔はアリクイの様に細長く前に突き出た形をしている。
アリクイとハリネズミの特徴を併せ持った魔者と言えよう。
その舌は非常に強い筋力を有しており、腕のように扱う事が可能。
王はこれを利用し金棍棒を扱う第3の手として使いこなして勇を翻弄した。
彼ら共通の認識として、舌の長さこそが威厳の証を現しており、オンズ族の王は代々舌の長い強者が王を名乗ることが許された。
故にそれは彼らにとって便利な第3の腕であると同時に誇りでもあり、逆にそれを失う事は自分自身に対する屈辱と成り得た。
舌を斬られ失ったオンズ王はほぼ理性を失っており、部下達を殺すことすら躊躇することは無かった。
それは単に己の誇りを守る為か、それともその屈辱的な姿を見られてしまった為か・・・今となってはそれを確かめる術は無い。
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EX-Tellse
次世代スマートフォンを銘打って生まれた高機能高拡張型のスマートフォン『EX-Tellse X5』。
基礎性能だけでもAphoneVIIIを超えており、OSもまた汎用性が高い。
本体価格もAphoneと比べると安く、他社の追従を許さない。多くの国で親しまれており、アフターフォローも充実し、爆発もしない。
マイナス面の特徴としては全てにおいてAPPO社規格製品で最適化されたAphoneと異なり全ての部品を他社生産に依存している。
その為各種内蔵ハードウェアとの相性やソフトとのマッチングが甘く、操作性や直感性に乏しい。
その分アプリ等は充実しており、様々な機能を拡張することでスマートフォン初心者からニッチな玄人まで愛用される幅が広い。
欠点は電池の持ちの悪い所だろうか。
Aphoneは未使用充電無しで1週間は持つが、EX-Tellseは3日と持たない。
ゲームをやりながらの場合は充電をしながらやらないと出来ず、すぐに発熱しCPU動作が遅くなってしまう為ゲームに不向きという酷評もある。
名前の由来は『エクステリア』から。お洒落な家具の一部として見栄えのある程の価値を持ってほしいという開発者の意図が込められているらしい。
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東京ミズニーランド(TML)
日本にあるテーマパークの一つで世界でも誇る屈指の規模を誇る。
起源はアメリカの作家ボルト・ミズニー(Volt.Missney)から由来する。
テーマパーク内は円形の様な領域を持っており、基本は入口から北のノースバザール、西のウェスタンパーク、南のサウスファンタジー、東のトゥーンイーストの4区域に分かれる。
ミズニーランド自体の人気もさることながらミズニープロダクションが展開するミズニーアニメも世界中で愛されており、日本でも人気作品は社会現象にまでなったりする。
それぞれがアニメ世界から象った建物で構成されており、アニメからミズニーを知った子供から大人までがその世界観を体感出来る仕組み。
アトラクションも充実し、夜のパレードなどは派手で有名。
その為園外にはホテルが立ち並び、夜の公演をメインに遊びに来る人も多い。
他にも様々な『あっ、これは』と思わせる様なギミックが存在し、来園者をワクワクさせる仕組みが飽きさせない。
土産も充実し、少し値段はお高めではあるが一つでも買っていけば学校や職場では話題の一つになることに間違いない一品ばかりである。
余談ではあるが・・・アニメ次回作の『エメリーと輝きの園』は、輝きを失った夢の国に訪れた小さなお姫様が自分の持つ光を操る不思議な力で国を復興するお話。
お姫様が光の花火を打ち出す場面もあるが、エウリィ達の出来事が元になったかどうかは明らかにはされていない。
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