~第六節 設定集~
作中登場人物・登場物の紹介
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藤咲 勇
本作の主人公。
ザサブとの戦いを経て大きな傷を負うものの、今回もまたもう一つの命力の使い方である自然治癒能力の向上についてを学び、実践することで今後の可能性を広げることが出来た様だ。
心輝達との和解、そしてグゥという存在が彼を後押ししこれからの彼の在り方を大きく変えていく。
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田中 茶奈
本作のヒロイン。
今回は愛希達と遊ぶだけに落ち着き、特にこれといった姿は見せなかった。ヒロインなのに。
今回ようやく貰った報酬で人生初のスマートフォンを獲得し、喜びの余り徹夜をしてしまった様だ。
楽しいのは分かるが、こんな節操も無い使い方をしていると御両親に取り上げられかねないので注意しよう。
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エウリィ
フェノーダラ王の娘であり、同年代の人間が一人もいない環境下へと転移させられ退屈を凌ぐものが無いともあり色々と欲求不満の模様。
異邦人ともあり、城から出ることも許されていないため正直かわいそうな状況ではある。
本来はお淑やかな性格であるが、一度タガを外すと暴走気味になる。
それは時を重ねれば重ねるほど激しく強く燃え上がる。
昔から魔剣を使用した英才教育を施されており、今の勇の命力コントロールくらいの技術ならば彼女も使用可能。
心輝と瀬玲を引きずる際も決して彼等が抵抗していなかったわけではない。
命力を駆使した彼女の力が強すぎたのである。
勇がいない時の通訳は彼女が行っている為、彼女が暴走している間はやむなく剣聖が通訳していたらしい。
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レンネィ
フェノーダラ所属の魔剣使い。大きく曲がった曲刀の様な魔剣を持っているのが特徴的。
ウェーブのかかった紫の長髪を持った妖艶な顔付きで、身長は約182cm程。
大人の色香を漂わせるその格好は文字では現しがたい。
大人向けの話を好み、いちいちその方向に持っていこうとする。
またその仕草も本人が自覚するほど相手を魅了する様に妖しい。年下が好み。
彼女が持つ魔剣シャラルワールは刀身が極限まで薄く全体的に1㎜以下。
また肉抜きを際限なく施されており、魔剣単体での脆さが見た目からわかる。
ただし前述(ドゥルムエーヴェの項を参照)の通り、命力を込めることで強度強化がされる為、驚異的な切れ味を生かしたまま徹底された軽量化が図られている。
この魔剣もまた使い手を選ぶものであり、技量の無い者が使おうものなら一瞬で粉砕してしまう為、使いたいと思う者も少ない。
ちなみに本名は秘密。
『死の踊り』の異名を持つ。その名の通り踊りを見せた者は漏れなく切り刻まれることになる。
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グゥ
勇が初めて遭遇した対話の出来る魔者。
犬かオオカミの様な風貌、彼等よりも少し耳が低く、茶毛で構成されているが一族全てがそういう訳ではない模様。
魔者は全体的に人間の様に服を着るようで、彼もまた普通の服を着ていた。
人間同様裸は恥ずかしいのだろう、体毛があるのに不思議な事だが。
彼等の一族は全般的に温厚で戦いを好まない。
故に隠れ里へ住みつき人間や他の魔者との関係を断って暮らしていた。
勇達の世界へ転移後、転移先が不幸にもダムの下にあった為彼等の村は水没、それにより多くの仲間達が犠牲となった。
また水没した村から脱出した後も環境の変化による体調不良や慣れぬ病原体の感染等、空腹により多くの命が失われ、最終的に彼一人が生き残った。
その彼もまたひん死であったところを勇達に救われた。
仁義深い性格であり、その時から勇に対し特別な思いを向ける。
彼との出会いが勇や仲間達の今後に多大な影響を与える事になるが、それについてはいずれ物語で語ろう。
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ちゃなの携帯
ちゃなが初めて購入したAPPO社製の次世代スマートフォン「AphoneVIII」モデル。
筐体はピンクで構成された女の子仕様。
しかし女の子が持つには少し大きめで、ちゃな自身も両手で支えないと持てない。
ちなみに彼女の場合、片手で持とうとすると力を込めて割れる危険性がある。
前モデルでは大人の事情で初めて自社製カメラを搭載し一躍脚光を浴びたが、発売当初は不具合の連続で批評の嵐であった。
その問題点を解決した今モデルでは前回の低評価を感じさせない良モデルへと進化しており相対評価から最高傑作という声も聞こえるほど。
ただし高級部品をふんだんに使用した結果価格面へとその影響が出ており、発売当初は日本モデル版の高いもので1台10万円を突破していた。
いくらなんでも高すぎだろうという言葉もあったが、それでも売れてしまうところがAPPO社のブランド力といったところか。
ちなみにちゃなが選んだモデルは最高ランクの1TB容量型フルスペックモデル。
何に使うつもりでこれを選んだかは彼女のみぞしる。
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