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第3話 平和を脅かすもの

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本作品の内容はフィクションです。

登場する人物・団体・地名等は架空のものであり、実在する人物・団体等とは一切関係がありません。


また本作品には過激な表現が含まれておりますが、犯罪にあたる行為など実際に行われますと、刑法により厳重に処罰されますので絶対に真似しないでください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ピース「おはようっぽ」


声「おはようさん」


なんで返事するんだよ。っていっても鳩であるピースに遠慮なんていらないか。


光一「おはよう。今日も1日頑張るぜぇ~。仕事休みだけど」


することねぇー。保育の勉強でもするか?もしかしたら保育士にも上位資格があるかもしれない。


光一「学校で先生にでも聞いておくべきだったな」


調理師の上位なら専門調理師、栄養士なら管理栄養士といった具合に資格には進化系があるわけだ。なぜこの事に詳しいのかというと家で料理するから少し調べたというわけだ。


ピース「暇なら僕に町案内をしてくれないかいっぽ?」


しゃーなししてやるか。暇だし。


光一「いいよ。でもこの町じゃなくとなり街にいこう。その方が賑わっている。それと喋られると困るし俺のバッグに入っていろ。チャック少し開けとけば見えるだろ」


ピース「合点承知っぽ!」


園児といいこいつといい変な言葉の使い方するよな。合ってんのかなぁー。


声「そのまえにテレビをつけよう」


何でやねん。


光一「なんで?」


声「美姫ちゃんがニュース番組に出るんだよ! 歌うんだよ!」


光一「朝からテンションたけぇわ!」


くそっ! しゃーなしつけるか。


テレビのスクリーンに例のアイドルが映る。


声「かぁー! たまんねぇな! 美姫ちゃんは天使だぜぇ!」


このミーハーが。


光一「天使の意味知ってんのかよ。という事で説明。人間を守護したりすると信じられるものとか 心の清らかな、やさしい人のたとえとかだぞ? 可愛いなんて意味で実際使わねぇから」


もう少し意味があったような気がするけど。


ピース「天使について知ったかぶりするなっピ! はやく町案内するっピ!」


ったくうっせぇな。


光一「なら善は急げってことでいきますかね」


テレビを消した。


そうして今日の俺は暇じゃなくなった。


悲鳴のような声が聞こえたが空耳だろう。




光一「ここが俺の行きつけのファッションショップだ」


俺はとなり街についたらすぐにこの店に立ち寄る。値段はかなり高いのだが好きなのである。少しくらいの贅沢くらいいいだろ?


声「きてしまったか。また博士に文句言われるぞ」


光一「アルマージェ舐めてんのか!せっかくこの国で一番栄えている街のとなりに住んでいるんだ!高級服なんて俺の町じゃ買えないんだぞ」


声「はぁー。俺もミーハーかもしれないが博士に迷惑かけちゃダメだろうに」


光一「産まれてから迷惑しかかけてない」


ピース「光一は悪人かっぴ」


光一「悪人でも善人でもねぇよ」


まだ新作は出ていないようだった。他のショップをまわろう。




とある検証のためにペットショップにきた。


光一「ここで鳩っていくらで売れます?」


バックが激しく揺れている。気のせいだろう。


店員「鳩は扱ってないんだよ。ごめんね」


光一「いえいえ。聞いてみただけです」


ペットショップを出た。鳩は売れないらしい。残念だ。


ピース「僕のこと売ろうとしたっぴ! 僕のことがかわいくないっぴか!」


光一「可愛くない。飼いたい動物なら犬がかウェレットだな。鳥はいらん」


ピース「全国の鳥好きに謝れっぴ!」


光一「あんまり大声出すなよ。冗談に決まってるだろ」


嘘は泥棒の始まりらしいが冗談ならどうなのだろう。泥棒にはなりたくないなとは思うけど。


くだらないことを考えていると人だかりが見えた。ここはこの国で一番大きい街。いわゆる首都なのだから人だかりは珍しくない。噂のアイドルでも踊っているのだろう。


「キャー!やめてー!あっちいってぇぇぇ」


様子がおかしい。明らかにただの人だかりではない。だってこの奇声が歓声などと間違えるほど俺はバカじゃない。


光一「穏やかじゃないな」


声「光一もとうとう野次馬の仲間入りか」


光一「足が勝手に動くんだよ。好奇心には逆らえそうにない」


人だかりをかき分けこの奇声の正体を確かめる。嫌な予感がする。


光一「どけ!」


口調が荒くなっている。心臓がバクバクと音を立てている。俺の心臓じゃないみたいだ。そして人をかき分け目にしたのは……。






















「あハハハハハハハ。おいしいナ。僕は肉が大好きなんだナ! ぎゃハハハハハハ!」


ピエロが人を……。

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