無警戒
大変だなあby白黒
玄関から入ってきたのは親父だった。相変わらず狐の面はしている。
「ただいまーお!もう帰ってきてたのか……いや呼び出されたんだな。ご愁傷様。秋穂、天華そこまでにしてやれ。」姉様達から非難の声があがる「えーなんでーまだいいじゃん!」その時、部屋が凍りついた
「ちょっと達也と話があるんだすまない。達也あれを持って裏に来い」
丁寧な口調にもかかわらず部屋の空気が凍りつくほどの威圧感……親父あんた何者だよ……
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれとは真剣である。うちでは修行は真剣でやることになっている。呼び出されたということは修行なのだろうけど今頃なぜ?とりあえず裏の道場に来てみた。
入るなり声がかかる。
「構えろいくぞ。糸は無しな刀と体だけだ」
そう言っていきなり迫ってくる親父。俺も抜刀し構える。両刀混じり合い火花が散る。「ふむ打ち合いはできるか……これならどうだ!」親父が一歩引き鍔迫り合いとなる。「ふむこれでもダメか。でもこれで終わりだ」
いきなり自分の身体が横に弾かれる何が起きた!?息ができない!?立て直さなければやられる!「脇が甘い。言っただろう体も使えと……少し脇腹を蹴っただけでダウンか……お前今日俺に会った時何人見てたのか知ってるか?」親父が近ずいてきて言ってくる……「知らないよなあ?お前完全に警戒してなかったもんなあ?」なにをいって……「あんとき刺客が20人いたんだぞ?お前十年前の事また繰り返すつもりか?」俺は十年前の事は繰り返さない……恋歌は俺がまもる……ああ意識が遠のいて行く……「はあ懐かしいなあ……おい昔の俺を見ているみたいだぜ……」ここからは記憶がない
感想や評価をくれると作者達は泣いて喜びます(^_^;)by白黒




