第二話一生涯手下
俺は目覚めたらマットは無くて服はパジャマじゃなくて、薄いあの服で、だけどマットが無いのに身体が動かない。
動かそうとすると痛みが走る
更に今いるところは洞窟のようだ。
洞窟の奥から笑い声が聞こえる、一人だけじゃない狼の耳の良さからか何人いるか解る。
ざっと15人はいる。
さてと俺は何故パジャマじゃないのか、身体が動かないのかいったい何故。
奥から歩いてくる音が聞こえる
あの熊だ。
熊、よう、ヘタレ狼よくあんなしょぼい罠にかかったな〜あんな罠にはまる奴なんてみた事ねぇぜ。あの罠は食料用だからな、お前を喰おうか迷ったがな!
良、で、俺はどうなる訳だ?
熊、短刀直入だな金目の物持ってねぇから俺の手下だ一生涯手下だ。
良、断れないですか?俺この世界初めてだし。何がなんだか解らないし
熊、この世界初めて?まるでこの世界に来たばっかのようじゃねぇか。何言ってるんだお前!
良、イヤイヤ朝起きたらですね。この姿で、この世界に居た訳であってここは夢の世界なのかなーって
熊、はぁー?じゃあお前は此処に来る前はどんな種族だったんだ?
良、種族?人間ッス
熊、人間は、太古の昔氷河期によって絶滅したが?
良、はぁー?氷河期によって絶滅したのは恐竜だろうが
熊、恐竜がそんな簡単に死ぬはずねぇだろ可笑しいなお前www
良、そんな……ならココは何処だ熊、地球、の世界最大の大陸ユーワミノだが
良、聞いた事がねぇ……
熊、そろそろ痲酔が切れてくるころだ
良、一生涯手下……
まぁこんな感じで、俺は熊に捕まってしまった