誰も欲しがらなかった剣…そして世界が失った少女
少女は光を見ることなく生まれた。
彼女が初めて目を開けた時、世界はすでに彼女に姿を現さないと決めていた。奇跡も、司祭も、それを変えることのできるヒーラーもいなかった。小さな町では、どんな嘆きよりも沈黙が悲痛だった。
「彼女は目が見えないの…」
「生まれつき?」
「かわいそうな両親…」
誠実に助けようとする者もいれば、ただ不快な視線を向ける者もいた。「間違い」という言葉は誰も口にしなかったが、その言葉はどこかに漂っていた。
両親は彼女を心から愛していた。
「何を言われても構わない」と父親は彼女を抱きしめながら言った。「私が息をしている限り、お前には何も起こらない」
「本当に?」と彼女は尋ねた。「あなたが年老いても?」
彼は答えなかった。
夜になると、母親は静かに泣いた。娘が弱っているからではなく、世界が弱っているからだった。
少女は音、質感、そして沈黙を学びながら成長した。彼女は、誰かが愛情を込めて近づいてくるのか…それとも恐怖から近づいてくるのか、分かっていた。一緒に遊ぶ子供たちもいれば、彼女が来ると姿を消す子供たちもいた。
「悪い子じゃない」と子供たちは言った。「でも、気味が悪い」
ある日、彼女は大人が恥ずかしげもなくそう言うのを耳にした。
「両親がいなくなったら、みんなの重荷になるよ」
彼女はその言葉を決して忘れなかった。
すべてが変わった日、空は轟音を立てた。
町は轟音とともに揺れた。何かが上から落ちてきて、まるで神々に拒絶されたかのように大地を砕いた。人々はそれを見ると逃げ出し…そして後ずさりした。
それは剣だった。
醜く、歪んでいて、古傷のように黒く、錆びと深いひび割れに覆われ、まるで幾多の戦い…あるいは幾多の嘲笑に耐えてきたかのようだった。
「気持ち悪い」
「鉄でさえそんなことは望んでいない」
「彼女をそこに置いておけ」
誰も彼女に触れなかった。
数時間後、少女は地面に響く金属の音に導かれて到着した。手を伸ばし、冷たく、ざらざらして、重い何かに触れた。
恐怖は感じなかった。
「これは…壊れているの」と彼女は囁いた。「私みたいに。」
彼女はそれを家に持ち帰った。両親はためらったが、止めなかった。彼女は来る日も来る日も、剣を磨いた。剣の磨き方は知らなかったが、手入れの仕方は知っていた。布で触れるたびに、愛撫された。一瞬一瞬が、静かな会話だった。
「あなたは輝かなくてもいいのよ」と彼女は剣に言った。「私もそうよ。」
剣は答えた。
光ではなく、均衡のとれた重さで。美しさではなく、誠実さで。
何年も経った。
そして兵士たちが到着した。
独裁者は貢物を要求した。食料、若者、そして絶対的な服従。人々は跪いた。いつものように。誰も声を荒らげなかった。
「反対する者はいないのか?」独裁者は笑った。「何て残念なことだ。」
杖が地面に叩きつけられた。
「放っておけ。」
少女は前に進んだ。もはや少女ではなかった。誰も欲しがらない剣を手に、まっすぐに歩いた。
「盲目の女が?」独裁者は唾を吐いた。「そんなゴミと一緒に?」
「ゴミなんかじゃないわ。」と彼女は答えた。「ただ忘れ去られていただけ。」
戦いは残酷だった。
剣の一撃一撃には、長年の軽蔑が込められていた。一歩一歩が、彼女を捨てた世界への挑戦だった。剣は空気を切り裂き、まるで蓄積してきた苦痛を解き放つかのように悲鳴を上げた。
独裁者は倒れた。
民衆は生き残った。
少女もまた倒れた。
「もう…起き上がれないと思う。」と彼女は囁いた。
人々は初めて、恐れることなく彼女に向かって駆け寄ってきた。彼女の指は最後にもう一度、剣の柄に伸びた。
「ありがとう…誰も私と一緒にいてくれなかった時に、そばにいてくれて。」
彼女は微笑んだ。
そして世界は彼女を失った。
今、その剣は村の中心に立っている。輝きもせず、奇跡を約束するものでもない。だが、もはや誰もそれを醜いとは呼ばない。
なぜなら、彼らは遅すぎたことを学んだからだ。
世界が軽蔑するものが…
時として、世界を守る唯一のものとなることを。
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