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【揺花草子。】[#5114] シーズン予想その6。

Bさん「長らく続けて来た F1 2026シーズンの予想企画も

    今日でいったん終わりにします。」

Aさん「んん。そう?」

Bさん「今日はズバリ、プレシーズンテスト前のこの段階で

    一部でとてもホットな話題となっている、

    PU のシリンダーの圧縮比問題について話したい。」

Aさん「んん!!!」

Cさん「私たちも詳しい事まで解ってるわけじゃないから間違いもあるかもだけど、

    シリンダー内の最大容積と最小容積の比率の事を圧縮比と言うそうよ。

    これが今シーズンは 16:1 に制限されている。」

Aさん「ええ。でも・・・。」

Bさん「そう。

    静的検査時にこの状態を満たしたとしても、

    走行中に熱を持った状態で金属の膨張などのメカニズムで

    圧縮比を 18:1 相当に高めると言う技術を

    メルセデスと RBPT が実現している、と実しやかに噂されているよね。」

Aさん「そうだね・・・。」

Cさん「圧縮比を高める事はつまり PU の出力アップに直結するから、

    ライバルチーム勢はこの『抜け穴』を何としても塞ぎたいと考えているわ。

    フェラーリ、ホンダ、アウディは

    『競技中のいかなる時点でも規則を遵守しなくてはならない』

    とのレギュレーション記述を以てメルセデス・RBPT の行為は

    違反だと主張しているわ。

    けど両者は『静的検査はクリアしているのだから問題ない』と主張し

    自分たちの開発は脱法行為ではなくアイデアの発露である事を

    主張する構えよ。」

Aさん「ええ・・・そうですね・・・。」

Bさん「外野は

    『レース中も常にモニタリングするセンサーを取り付ければ良いだろ』

    なんて意見もあるようなんだけれども、

    圧縮比って計測するものではなくて設計値でしかないから

    モニタリングするような類いのものではないって事みたい。

    内圧センサーなどから推定する事は出来るけれども、

    これで以て違反状態かを判断するほどの精度にはならず、

    また燃料戦略とかの違いからも公平なモデルは確立できない

    って事みたいなんだ。」

Aさん「おぉ・・・なるほど・・・。」

Cさん「インパクトや経緯は違うけれども、

    レギュレーションの穴を衝き一部チームがアドバンテージを得ると言う展開は

    昨年のフレキシブルウイングや数年前の DAS と似た構図ではあるわね。

    これらとの明確な違いは、目で見て判断できるかどうかと言うところになるわ。」

Aさん「なるほど。

    確かにウイングは明らかにたわんでるって監視カメラで分かりますし

    DAS は明確に操作してるのがオンボード映像から判断できましたもんね。」

Bさん「PU の性能差はシーズン中の実績を基に開発トークン的なアレで

    調整することが考慮されているようなんだけれども、

    それでも開幕の時点で出遅れたら後から追いかけるほうはかなり大変だよね。

    その意味でも批判している陣営は是が非でも

    メルセデス・RBPTの出鼻を挫いておきたいと思うんだ。」

Aさん「んん・・・。」

Cさん「とは言え、正直それは難しいかなと思うわ。

    他メーカーも何らかの対抗策を打ち出さないわけには

    いかなくなると予想するわ。」

Aさん「んん・・・。」


Bさん「稼働時圧縮比100:1くらいを実現する技術を

    確立するとかね。」

Aさん「静的検査時に 16:1 のものが稼働時に 100:1 になるなら

    それはもう何らかの魔術だろ。」


 爆発しそう。

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